熊本城 ミニ建物探訪
昨日ミズタホームさんにお邪魔させていただいたことを書きましたが、その前に時間があったので、駆け足で熊本城に行って来ました。
熊本って綺麗な街ですねぇ。
それにしても、凄い石垣。
不落の要塞の名は納得です。
ここ登ってるときに上から石落とされたら辛すぎだなぁ…。
と、薄っぺらいコメントを書きつつ、はぃ、熊本城天守。
残念ながら、加藤清正が建てたとされる熊本城は、西南戦争の三日前に謎の出火で焼失、現在は鉄筋コンクリート製です。
が、とても立派でした。
やはり私としては木造が見たい。
というわけで、重要文化財の宇土櫓(うとやぐら)。
立派です。
それもそのはず。
高さは約19メートルもあり、近世以前に建造された天守や櫓との比較では、姫路城、松本城、松江城に次いで4番目の高さだそうで、清正の創建した初代天守では?と言われているそうです。
最上階のボランティアの方にお聞きすると、この櫓は移築されたと説明してくれましたが、現在ではその説は否定されているようですね。
いずれにしても、熊本城の火事も西南戦争もこの櫓は見ていたわけで、ロマンですね。
この様に、地震から守る現在の工夫は外観的には仕方がないことでしょう。
それにしても分からなかったのは、何故この廊下は角度を付けているのだろう…?
(屋根は真っ直ぐなのに、石垣がカーブしているのがお分かりかと。床が坂です。)
ネットで見ると、敵の急襲の際に走って行くためとか、襲ってくる敵が梁の高さが違うから攻めにくいとか、色々ありますが、どれもしっくり来ない。
謎です。
歴史などあまり知らない私、ボロが出る前に次に行きましょう。
こちらは、熊本城の近くにある「旧細川刑部邸」。
ここも重要文化財です。
ネットで検索すればいくらでも解説が出てくるので端折りますが、
何とも素敵な空間です。
こんなディテール、本物は時代を超えますね…。
歴史的・文化財へのコメントはあえてスルーして、私が個人的に一番「お!」と思ったポイントを一つ。
右側はお風呂なのですが、その前には井戸。
井戸の屋根の足は水がいつも掛かるので腐っちゃったんでしょうね。
でも、さすが重要文化財。
柱を交換するのではなく、下の部分だけ石にして継いでいます。
しかも、継ぎ方は金輪継ぎです。
木と木でも、若い大工では出来ない者が多い継ぎ手なのに、うーん、素晴らしい。
ま、何でもかんでも木が最高、と言うわけではないのでしょうが、この写真は、「しろめぐりん」という循環線の観光バス。
座席が木で、レトロで良い雰囲気。
でも、駅まで40分近く座っていたら、お尻が痛くなりました(笑)。
このバスの運転手さんは女性で、とっても乗客に気を遣っていただける方で、乗っていてとても気分が良かったです。
路面電車のアナウンスが、何を言っているのか全く分からなかったのと対照的でした。
以上、薄味のミニ建物探訪でした。
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About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。