木質繊維断熱材の工場見学
昨日は北海道に行って来たご報告をさせていただきましたが、
北海道では、一応、少しだけ、申し訳程度に、仕事もしてきました。
行ったのはこちら。
北海道は苫小牧の、木の繊維株式会社の工場。
そうです、マクスが現在標準で使っている、木質繊維断熱材(ウッドファイバー)を作っている工場です。
木の繊維株式会社では、最高40kg/m3の密度の製品を作っていますが、マクスが使っているのは、町の工務店ネットの特注品である、60kg/m3の密度の特注品。
高密度ほど、熱容量が高く、建物の温度変化を抑える優れた断熱材になります。
それが、どんなところで作られているのかを、自分の目で見てきました。
上の写真は、説明と案内をしていただいた、渡部工場長です。
右のチップをすりつぶし、繊維状にして、断熱材を作ります。
チップは北海道のカラマツの間伐材(右)。
左にあるバークというのは皮。
チップを繊維状にほぐす際には、煮て柔らかくしなければなりません。
そして、乾燥させるためにボイラーも使います。
これらのボイラーに、このバークが使われています。
エコな素材の木の繊維株断熱材ですから、製造段階でも化石燃料を使わない、とってもエコな工場です。
上の写真はカラマツのチップ。
苫小牧は、ホッケーで有名な王子製紙の本拠地である様に、製紙が盛ん。
このチップも、製紙工場で使用されるのと同じものです。
工場は凄く広大な敷地と巨大な機械が沢山あるのですが、機械は断熱材先進国のドイツ製。
残念ながら、ドイツとの取り決めで、工場内部の写真はNGでした。
こんな大きな施設なのに、少ない人数で動かしているのにはビックリ。
コンピューター管理で高度にオートメーション化されていました。
やっぱり、自分の目で見ておくと、その商品への愛着が違います。
工場の皆さんも、自分たちが誇りを持って作っている現場を見に来てくれて嬉しい、と喜んでもらえました。
2014年02月13日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。