ガルバリウムの樋
マクスのモデルハウス『冨嶽町家(ふがくまちや)』からでございます。
自然室温で暮らせることを目指す『びおハウス』です。
今週は、モデルハウスの手仕事シリーズ。
本日の手仕事マクスは、太り気味のおじさん…。
板金職人の巻。
何をやっているかと申しますと、雨樋を付けております。
軒先に、この様なステンレスの金物を取付け、それにはめてゆくわけですが、
普通、雨樋というと、いわゆる「塩ビ」、塩化ビニール製です。
でも、この塩ビの樋、紫外線によって、色は10年で白くなってきますし、20年近く経つと、硬化してとても割れやすくなります。
軒樋は高いところにありますので、交換は足場がないと出来ない。
結果、とてもメンテナンスを考えると、とても高いモノになります。
で、マクスがいつも使っている樋は、金属のガルバリウム製。
金属なので、この様にグラインダーで切断します。
(写真では分かりにくいのですが、火の粉が飛んでいます)
ガルバリウムとは、アルミと亜鉛の合金メッキ鋼板で、ステンレスには負けますが、かなり錆びにくい素材です。
塩ビの樋が、染料で発色しているのに対し、ガルバリウムの樋は焼き付け塗装なので、色落ちも塩ビに比べかなりしにくいです。
塩ビの樋より勿論少し高いのですが、上記のメンテナンスを考えると、長い目で見て絶対にお得。
昨日も書きましたが、この様な積み重ねが、積算されて、建物金額となります。
「坪単価いくら?」だけでは、絶対の絶対に分からないところです。
切り口は刃物と同じくらい切れますので、板金鋏でバリを取って、丁寧に施工してゆきます。
2016年05月19日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。