耐久性が永い間取り
本日も、富士市の新築住宅、「土間とクッキングストーブのある家」の様子です。
自然室温で暮らせることを目指す「びおハウス」です。
大工が一階の床を施工しています。
厚みが3cmある、杉の幅広の無垢板です。
こちらは二階。
二階は既に床が終わり、養生されています。
奥に見えるのはユニットバスです。
ユニットバス、丸裸ですね。
そうです、二階には中央に柱が一本、ロフトへの階段を支えるための柱がもう一本の、二本有るだけ。
後で間仕切りを作ります。
間仕切りは、構造とは無関係なので、好きなように作れるし、後々不要になれば取る事も、移動する事も簡単です。
これからの家は、メンテを最小限に抑えつつも、5,60年は長持ちさせなければいけません。
今の日本の住宅の寿命は30年弱。
これは発展途上国並み。
それでも、一昔前は、
「住宅ローンが終わる頃には、土地の値段が買ったときよりはるかに上がっているので、
それを売ったお金で建て替える」
事も出来たし、土地を売らなくても、
「退職金が沢山出たからそれで建て替え」
も普通な時代がありました。
でも、これからの日本には、当時の高度成長や、高額な退職金など望めないばかりか、医療や年金制度さえ危ぶまれています。
ローンが終わったらすぐ建て替えなんて無理。
少なくとも自分たちが死ぬまでは、
「このままじゃ寒くて耐えられない」
とか
「このままじゃ地震が来たら一貫の終わり」
工事には何百万もかかるぞ…?
なんて家ではいけないのです。
その意味でも、家は、間取りが自由な、頑丈な箱、でなければと考えています。
1階と2階の写真を見ると、白い内壁が不均一に見えます。
これは、必要なところにだけ、耐力壁となる面材を貼っているから。
それがどこに必要なのかは、きちんと許容応力度設計という構造計算によって求められています。
柱の数こそ少ないですが、耐震性は、最高ランクの「耐震等級3」です。
富士宮市で行われる新築住宅の完成見学会まで、あと8日!
もちろん、こちらのお宅も、構造計算で耐震等級3です。
2015年01月09日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。