富士市のスキップフロアの家
昨日に引き続き、富士市の注文住宅の上棟の様子です。
青い部分が二階の床ですが、赤い部分が大きな(3m×3m)の吹き抜けになります。
モデリングした画像では、右上の指差す部分ですね。
階段も、構造計算上は吹き抜けと同じですので、階段と合わせると大きな吹き抜けが2つ。
床の強度は、壁の耐力壁と同じかそれ以上に大事。
水平構面と言います。
水平構面がしっかりできていて初めて、壁の耐力壁が自身の力を建物全体に分散させて耐えることが出来ます。
水平構面の弱くなりすぎないように、計算で大きな火打(ひうち:指差す部分)という斜めの梁を入れました。
で、3m×3mの吹き抜けの上には、二階から1m上がった高さにもう一つの床が。
これが、スキップフロアです。
上の画像で、黄色が先程の同じ向き、青が写真と同じ向き(最初とは反対側)です。
スキップフロアの床を作っている社員大工の宮崎(手前)の向こうには、またもう一段上がって現場監督の城内が見えます。
上の階はロフト階です。
スキップフロアは、こんな感じになります。
一階と二階とロフトが、微妙な感じに繋がります。
とても面白い構造になっております。
もちろん、ただ面白いだけじゃなくて、構造計算しっかりやらずに適当にスキップフロアなんて絶対にやっちゃダメなんですけど。
そのへんは、是非構造見学会でご覧頂きたいです。
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2018年09月26日
Post by 株式会社 macs
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。