敷地の調査
家を建てようとするお客様は、間取りで色々悩むわけですが、その前に、土地が無いお客様は、土地探しで悩まなければなりません。
私は常々、土地から探すお客様には、
【銀行が貸してくれるお金】-【いい土地あったからその土地代】=【残ったお金で家が立つ?】
は危険過ぎる、とご説明しております。
【自分たちが安全に返してゆけるお金】-【一生暮らせる長持ちする家の建設費】=【買える土地代】
じゃないと、破綻しちゃうのでは?
ということです。
私は宅建の資格を持っていますし、マクスは不動産事業部も(細々と)ありますので、マクスの考え方に共感していただいたお客様とは、一緒になって土地探しをお手伝いし、真剣にアドバイスをさせていただきます。
(ですから、『あそこはやめましょう』という土地が多い…)
本日は、そんな土地選びのご相談よりエントリー。
三島市の、とある土地を見に行ってきました。
三島市は、新幹線の始発と最終止まりが多く、東京は余裕で通勤圏とあって、富士市に比べると、イメージですが地価は倍。
家計設計によって求めた適正価格を守るため、一緒に見に行った多くの土地に、ことごとくNGを出し続けてきた失礼な私…。
でも、今回の物件は、建築条件さえクリアできれば、価格的には申し分なし。坪単価も一等地なのに破格。
建築的な条件は、ズバリ面積。いわゆる狭小地(と言っても東京なら全然普通)。
今は古い家の取り壊し前で、車も満足にとめられず、バイクで測量へ。
面積とともに問題なのが、「道路斜線規制」。
上の写真で、まず、前面道路が4m無いので、法的に、家をたてる際には、道路の中心から2mになるまで、いわゆるセットバックをしなければなりません。
(セットバック分は道路とみなされます)
さらに、セットバックをした上で、4mとなる道路の向こう側を起点に、1m行って1.25m上がる、という仮想のライン(写真の赤)を描き、そのラインより高い部分に家を建てることができません。
敷地が広ければ、建物を道路から離せば良いし、離した分は、それと同じ距離、道路がさらに道路の向こう側に広いとみなして道路斜線が適用されるので、いつもは、さほど気にしないこのラインですが、今回は、本当にギリギリ…。
いつもの家では、全く入らない。
でも、そこを工夫して…。
例えば、あの近所の神社の大楠を借景に出来たら気持ちよさそうだ…とか。
プランを書いてみて、やはり少々コンパクトにはなりましたが、お客様は気に入っていただけたご様子…。
でもまだ、これから土地の測量や法律上の細かいチェックなど、遠い道のりは続きます。
最後の最後に、お客様の笑顔が有れば…そのために頑張っちゃいます。
2016年10月04日
Post by 株式会社 macs
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