- 2010.03.01 月曜日
- マクスが加盟する「町の工務店ネット」の今回の出張は、香川県丸亀市でしたので、丸亀城へ見学に行って来ました。
フランチャイズと違い、各地の工務店が集まって知恵を出し合う組織なので、毎回とても勉強になります。
今回の丸亀城は、町の工務店ネットの中でも一番ダンディーな島根県は藤原木材産業さんの藤原社長に一緒に連れて行っていただきました。
さて、
日本には、天守閣が重要文化財に指定されている城が、8あります。
丸亀城(香川県丸亀市)
松山城(愛媛県 松山市)
高知城(高知県高知市)
弘前城(青森県弘前市)
松江城(島根県松江市)
備中松山城(岡山県 高梁市)
宇和島城(愛媛県宇和島市)
丸岡城(福井県坂井氏)
ちなみに、天守が国宝に指定されているのは四つ
姫路城(兵庫県姫路市)
彦根城(滋賀県彦根市)
松本城(長野県松本市)
犬山城(愛知県犬山市)
もひとつちなみに、姫路城は世界遺産にも指定されていて、天守はありませんが二条城も世界遺産。
さらにちなみに、重要文化財の御殿のある城は二条城と掛川城。
いつかブログで全部制覇したいものです(笑)。
さて、このなかで、と言うより、日本の現存天守での中で、丸亀城の天守は一番小さいのです。
でも、城壁の高さは日本一!
たしかに、丸亀市内を車で走ると、エライ高い所に天守があるのに驚かされます。
早速門をくぐると…
正面の二つの大きな石は人の背より大きい。
よく運んだものですねぇ。
本当に凄い城壁です。
最初はややなだらかで、上に行くとほぼ垂直。
忍者でも上れません。
その美しいカーブは扇に例えられるそうです。
でも、やっぱり建物が気になります(笑)。
こちらも重要文化財の大手門。
この梁の継ぎ方は凄い!
よくもまぁ、こんな継ぎ方を考えたものです。
おそらく地松なのでしょうが、探せばもっと仕事しやすい松があったと思うのですが、きっと、敢えてこうして、見せたんでしょうね。
この継ぎ方もビックリ!
こちらは建設当初ではなく、ケヤキの柱を補修したんでしょうが、下は石です。
石と木をこの様に継ぐのは珍しいのではと思います。
いつ頃の仕事なんでしょうか…?
もう春ですね。
桜が咲き始めていました。
桜の先に天守が見えます。
やはり、かなりこぢんまりした天守です。
余談ですが、丸亀市は、日本有数のうちわの産地なんだそうです。
もともと金比羅さんのお土産として作られたのが始まりで、全国の9割以上のシェアを持っているそうです。
城内にある工房兼お土産屋さんで、うちわ作りの実演販売が行われていました。
製作中のお母さんと話をしながら写真を撮らせていただきました。
「昔はみんなやったけど、今の人はこんな儲からないことしないんですよねぇ」
と言っていました。
う〜ん、でも、見事な手さばき。
是非残したい文化ですね。
というわけで、藍染めのうちわを一枚購入。
プラスチックのうちわにはない味がありますよねぇ。
うちわはクーラー嫌いの私には必需品。
良い物買っちゃいました。
この工房では、竹の骨組みを作る人、このおばさんのように糸を結う人、紙を貼る人などがいて、うちわに関する色々なウンチク話を聞くことが出来ます。
ここで藤原社長が一言。
「それは内輪の話ですね。」
うまいっ、座布団一枚!
建築だけでなく、親父ギャグも教えていただいたのでした。
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