- 2012.01.20 金曜日
- 震災後、これからの家造りはどうあるべきか?
作り手に、住まい手に、ぐさりと突きつけられたこの問。
三種の神器ならぬ、3電池システムと言うそうですが、
★太陽光発電
★太陽光発電で発電した電気を貯める家庭用蓄電池
★エネファームを代表とする燃料電池
また、これらを総合的に制御する頭脳であるHEMS(ホームエネルギーマネージメントシステム)
確かに、電気代はマイナス、つまり、電気代は、払うのではなく、収入となる、凄いシステム。
でも、今のところ導入費用も凄く、600万〜1,000万とも。
現状の値段では、その投資は寿命から考えると回収不能。
そこに補助金が大量に投入されますが、補助金は税金では…?
電気無しでは現代社会は成り立ちません。
でも、出来るだけ少ない電力で暮らせるなら、そっちの方が本来のエコでは…?
マクスが考えるこれからの家造りは、『自然室温で暮らせる家』。
夏は窓を開けておけば暑くない。
冬はお日様の力も借りて、ちょこっとの電力で十分暖かい。
それが「びおハウス」プロジェクト。
びおハウスは、工務店と建築家のチームがプロジェクトを組んで、これからの住まいに必要な要素を提案するコンセプトハウス。
よくあるモデルハウスや、画一的な「商品化住宅」ではなく、住まい手を含めて、共同・協同・協働してつくる家。
その「びおハウス」の工事がいよいよ始まります。
本日は、敷地調査。
ん、調査をしているのは…?
このダンディーな後ろ姿は…!
建築家の村松篤さんだ〜っ!
村松さんは、このブログでも何回かエントリー(伊勢神宮・洒落庵・普通という事)させていただいていますが、私の敬愛する建築家の一人。
いつか村松さんと仕事がしたい、その想いがついに結実します。
今回のお宅は、村松篤さんに基本設計をしていただき、それをマクスが責任を持って作り上げる、村松さんとのコラボレーション住宅。
その名も「びおハウスM」。
以下、村松篤設計事務所の「びおハウスM」のページより引用
郊外型の上質な住まいを、手頃な価格で実現を図るプロジェクトです。
独特なフォルムを持つびおハウスMは一目見てそれと分かるお洒落な
デザインを考えました。
冬に日が射し込み、夏は日射を遮断し、風が抜ける設計を基本にして
います。
光と風を導くヒートチムニー、屋根付のバルコニーや木製デッキ、
影をつくるための新素材の活用など、シンプルかつスタイリッシュな
外観に仕上げました。
手摺りを持たなくても楽に昇降できる階段や心地良く暮らすための
溜まり、将来の変化に対応できる丈夫な構造体や広く見せるための
プランニング等々、多くの特徴をこの住宅は持っています。
工事風景は順次アップして行きますので、是非ご期待下さいませ。
さて、昨日は村松さんに敷地を調査していただき、その後建て主さんとのご対面・ヒアリングを行いました。
私は、今回は村松さんのコンセプトと基本設計に則り、設計図書の作成と工事が仕事。
いつもの、お客様との打合せからのプランニング→受注→設計というプロセスの、最も大変な最初の二つが無い。
その分楽しくないかと言えばそんなことはなく、
「どんなプランが出てくるんだろう」
「どんな家が出来上がるんだろう」
純粋に、いわば建て主と同じ様なわくわくする高揚感に包まれています。
それにしも、今回のヒヤリングに、オブザーバー的に同席して感じたのは、
「そこまで聞くんだ〜」
という驚きでした。
家族それぞれが、どの方角から帰ってくる所から始まり、住まい手それぞれの時系列の動作や生活スタイル、趣味から育児の考え方まで、希望プランを聞くのではなく、希望の暮らし方を聞き出す。
ヒヤリングの本当の意味ってそういう事だよなぁ…、
そうあらためて思い知らされました。
もはや、ヒヤリングを越えて、暮らし方のコンサルタント。
やっぱり全然違います。
この絶好のロケーションに、どんな家が建つのか?
嗚呼、待ち遠しい…。
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- 自然室温で暮らせる家 びおハウス > 【富士宮市】 びおハウスM | comments (4) | trackbacks (1)
Comments
長八美術館含めてご案内します!
是非、見に行かせてください(笑)。
是非、見に来て下さい!
期待しています。