- 2011.05.06 金曜日
- 連休が終わりました。
また、日常が始まります。
日常：“普通”の日、“普通”の暮らし。
今回の大震災を通し、“普通”がいかに有り難いことであるかを日本人皆が知ることとなりました。
昨日は子供の日なので鯉のぼりを上げましたが、普通に鯉のぼりを上げて「子供の日だね」などと、もちろん被災地では言っていられない。
娘も三歳を過ぎ、“普通”に生活が出来ているものの、生まれて半年・一年とかいう間は、こんな“普通”に生きられることなど想像も出来なかったと、今となっては少々不思議にさえ思えます。
先日、娘が入院していたNICU（新生児集中治療室）の先生からメールを頂きました。
絶え間なく小さく早く生まれてくる赤ちゃんたちが入院してくる日常の中、
緊急性の高い新生児医療の現場において、少し油断すると、「普通」という感情を忘れかけ、
「普通」と思うことを「後回し」にしてしまう場面に直面する。
「２３週だからしょうがない」、
「母体のリスクが高いからしょうがない」、
「全身状態が悪いからしょうがない」
といったやり場のない無力感を感じ、特に経験の浅い若い先生はＮＩＣＵ自体を、
「普通じゃない場所だから・・・」と結論つけてしまうきらいがある。
しかし、先生は、娘の例を通し、
「必ずやれることはある」
と思える様になった、若い先生に伝えられるようになった、と仰って下さっています。
入院中に死亡する赤ちゃん、重度の障害が残る赤ちゃん、重篤な手術を必要とする赤ちゃん、
そんな中で１つ１つの症例に「必ずやれること」は存在すると…。
色々なケースに対する「やれること」のお話を拝読し、込み上げるものがありました。
ＧＷ＝連休＝渋滞、が普通の人も居れば、
連休？→仕事！＝無休、が普通の人も居て、
みんなそれぞれの“普通”で支え合ってるんでしょうね。
実は普通ってとっても幸せ。
連休中、以前もご紹介した建築家の村松篤さんの見学会にお邪魔させていただきました。
村松さんの設計する家は、ご本人も仰る通り「普通」の家。
奇をてらうこともなく、突飛な間取りやデザインは皆無。
でも、プロの建築業者の多くの人をも魅了する「普通」がそこにはある。
「極上の普通」とでも言いましょうか…。
私も、お客様に「普通の幸せ」をお届け出来るような「普通の仕事」をして行こう。
連休返上で頑張ってくれたスタッフ・職人のみんな、有り難う！
さ、今月も普通に頑張ってこっ！！
↑ 頑張ろう・低体重出生児のお父さんお母さん！ 仲間のブログを読んで元気になろう！ - 低体重出生児・未熟児医療 | comments (2) | trackbacks (0)
静岡県富士市でこだわりの木造住宅を建てるなら株式会社マクスにおまかせください。
HOME > マクスの社長Blog 頑張れ四代目日記 > 普通という事
マクス社長の住宅Blog
普通という事
Trackbacks
この記事のトラックバックURL：
株式会社マクス 〒417-0801 静岡県富士市大渕3256-2 TEL ： 0545-36-2882 FAX ： 0545-36-2284 E-mail ： tokoshie@macs-inc.co.jp
Comments
こちらこそ、お忙しい時にお邪魔してお話しをさせていただき､本当に有り難うございました。
「神はディテールに宿る」の域でして、どうしたらこの様な上質な空間になるのか？を盗み出そうと､今回もじろじろと見させていただいたのですが、帰り道、その真骨頂は、【お人柄が設計に反映していることか…！】
と一人感じ入った次第です（笑）。
是非また勉強させていただきたいと切に願っております。
先日は連休初日の大渋滞の中、幣所オープンハウスにご参加いただき、ありがとうございました。
遠方からわざわざ足を運んでいただいたにもかかわらず、私の不注意で十分な対応が出来ず、ご迷惑をお掛けしました。
「本当に普通の家だから、見るべきところがあまりなかったのでは・・・。」とお誘いしておきながら、実は内心気にしていたんですよ。同じ建築の世界にいると、木の枝葉ばかりに目がいって、肝心の森を見ずに帰ってしまうということがよくあります。まあ、そういう意味ではかえって�猊當未硫鉢瓩鮗�然の目線で見てもらったのかなと、
勝手に解釈しています。
今度は私が訪問する番ですね。ぜひお誘い下さい！