Vol. 3,986

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます（長いですけど）。

本日は富士宮市の新築注文住宅の現場から。

先週末、

こんなロフトの画像をご紹介しましたが
すでに内壁と天井の珪藻土塗りの
下地処理が始まっています。

こちらを見ると
ボードのジョイントやビスの穴が
パテで埋められているのがわかります。

いつもは社員大工の隆成が
今は社員左官に変身して作業しています。

「大工なんだから大工の仕事だけやらせないと
　いつまで経っても一人前になれない。」

ベテラン社員大工の二人からは
私にそんな意見も出ます。

ただ、私は、若い社員大工の康佑と隆成に
左官仕事も同時に覚えさせることが
彼らの「職人」としての成長をより早めるはず

そう信じています。

大工というのはやはり木造住宅の中心的存在。
大工がいないと家はできません。

もちろん、大工以外の職人が欠けても
家はできないのですが

他の職人の作業の全ての下地を作るのは
やっぱり大工なのです。

大工が良い下地を作って
次の職人にバトンタッチすれば
その仕事はキレイにスムーズに進みます。

その逆も真なりです。

ビス一本、締め付けるにしても
深く潜らせすぎたり
逆に浅すぎると
どれだけ次の左官やクロス仕事が面倒になるか

それを知らない大工は
やはり一人前とはいえません。

大工が色んな仕事をこなせる知識と技能がある
いわば「多能工」的な大工が
木造住宅では腕のいい大工の必須条件

私はそう考えています。

これが、お寺や神社専門の宮大工
と言うと話が違ってきますけれど。

実際、マクスの社員大工の丸山・宮崎の二人は
大工だけでなく、
左官・土木・建具・塗装・家具
と幅広い知識と技能があります。

一つの道をとことんつきつめるのも
もちろん職人の大事な道。

でも昔のように休みもなく早朝から遅くまで
頭をこづかれながら仕事を盗む…

そんな時代じゃありませんからね。

最初は広く浅くでも
もしかして
「なんでこんなことまでやらなきゃ…」
そんなふうに辛く思うこともあるかもしれない。

けど、無駄な経験なんて何一つ無い。

与えられた仕事に意味・意義を
見つけ出せるか否かは
それこそ、本人の心がけ次第。

貪欲に、注意深く、頭を使って
仕事をして欲しい。

「お前ら、なかなか立派になったなぁ…」

早くそう褒めたい。

まぁ、昨日のブログで反省した…
からと言って、すぐには褒められないわけで。

まだ
「ったくお前らわぁ！」

が多いのですが…（苦笑）

行くが男のド根性！