
大地震が来ても倒れない家に住みたい。これは、家を建てる誰もが持つ願いだと思います。いまは「耐震等級3は当たり前」という空気がありますが、その等級3にもいくつかの出し方があることは、あまり知られていません。
マクスでは、一級建築士である社長の鈴木が、厳密な構造計算である「許容応力度計算」を全棟で自ら行っています。
これが何を意味するのか、4つに分けてお伝えします。
「耐震等級3相当」の、「相当」の中身
日本の建築基準法には、平屋や2階建ての木造住宅なら構造計算をして役所に提出しなくてもよい、という特例が70年以上前から残っています。
そのため多くの木造住宅は、壁の量が足りているかを簡易的に調べる「壁量計算」だけで建てられています。「耐震等級3相当」の「相当」は、多くの場合この簡易計算を指しています。
2016年の熊本地震では、簡易計算のみで建てられた築浅の長期優良住宅(耐震等級2相当)が倒壊した例がありました。
マクスでは、法律上は不要な場合でも、建物の重さ、雪や風の力、地震の揺れを立体的にシミュレーションする「許容応力度計算」を全棟で行っています。

より強い、赤い壁が少ないことがわかる。
壁だけでなく、床や屋根の強さも
蓋が開いた段ボール箱は、簡単にひしゃげます
家を頑丈にしようとするとき、多くは「壁(耐力壁)を増やす」ことを考えます。
段ボール箱で考えるとわかりやすいのですが、底と4つの壁がどんなに頑丈でも、上の蓋が開いたままだと、横から押しただけで簡単にひしゃげてしまいます。
この蓋にあたる部分を、建築では「水平構面」と呼びます。
簡易的な壁量計算では、床や屋根の強さは検討されません。
その計算で吹き抜けのある明るいリビングをつくると、天井に大きな穴が開くことになり、蓋が開いた状態に近づいて、構造的には弱くなります。
マクスでは構造計算を行い、必要に応じて吹き抜けの周りを補強します。
開放的な空間と、地震に強い構造は、根拠となる計算があってこそ両立します。

地面の中にも、梁がある
マクスのブログでよく紹介している、コンクリートを流し込む前の基礎の鉄筋写真。
よく見ると、地面の一部がさらに深く掘り下げられ、分厚いコンクリートの梁が通っています。これを地中梁と呼びます。
構造計算をしない基礎には、地中梁はほとんど出てきません。
マクスの基礎に地中梁が何本も現れるのは、耐震等級3の負荷に耐えられるよう、建物だけでなく基礎の強さまで計算しているからです。
強い建物を支えるには、基礎も同じだけ強くなければ、地震の揺れで建物が基礎から抜けたり、基礎自体が割れたりします。
見えなくなる地面の下にこそ、手間をかけています。

なぜ、社長自らが計算するのか
構造計算は、専門のソフトを使って行う、時間のかかる作業です。
多くの工務店では、これを外部の設計事務所に依頼しています。
マクスが社長自らこれを行うのには、理由があります。
自分が設計した家が、本当に地震に対して強いのか?
これは、法律にかかわらず、しっかり責任を持つべき部分である、という考えからです。

