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ビオブログ

伊藤真波さんのお話に感動

本日より季節は、秋分の次候で【蟄虫坏戸:虫かくれて戸を塞ぐ】。

そろそろ寒くなってきて、外で活動していた巣籠もり虫たちが、再び土の中に潜って穴をふさぐことをいいます。
確かに、「ちょっと寒いかな…」と感じる日も増えてきましたね。

本日のお題も前回の「戦国時代の富士市を勉強」に引き続き、富士市民大学後期講演会の授業からでございます。

 

今回は、
日本初の『義手』の看護師であり、
北京・ロンドンパラリンピックの競泳日本代表でもある、
伊藤 真波(いとう まなみ)さんが、『あきらめない心』という題で公演していただきました。

伊藤さんは、准看護師の時にバイク事故で利き腕の右腕を、肩の付け根から失ったにもかかわらず、自分専用に開発された義手を使いこなし、夢だった正看護師になります。

さらに、自分の一番見せたくない傷口をあらわにすることで弱さを克服するという意思を持ち、水泳に挑戦し、パラリンピックの日本代表に。

そして結婚をされ、娘さんを授かって現在子育て奮闘中、いやはや、すごいなぁ…。

 

スポーツ選手・政治家・経営者、いろんな世界に、「逆境を乗り越えて」とか、「どん底から這い上がって」というお話はたくさんありますが、そんな人の中には、すごいけど、あなたのような強靭なメンタル持ってる人のお話は、私には参考になりませぬ、みたいな場合も多いと思うわけです。

ところが、伊藤さんが事故にあわれたのは、まだ若い普通の女の子の時。
絶望や両親への八つ当たり、自暴自棄、普通の人が、同じ立場だったらそうであろう普通の精神状態。

そこから、『あきらめない心』をもって、大きく成長しようという気持ち。
とても尊く、とても素敵で、とても感動しました。

「最後にぜひ聴いていただきたいのですが…」
と、伊藤さんが取り出したのは、なんとバイオリン!

義手を肩甲骨で動かすことで、見事に中島ゆみきさんの「糸」を演奏される姿。
人間の可能性って、諦めなかったら、本当に、無限なんだなぁ…

猛烈に感動。
写真NGだったので、演奏を聞きながらノートにスケッチして、この記事書きながら色鉛筆で塗りました。

伊藤真波さん、ありがとうございました!

分:鈴木克彦

2018年09月28日

Post by 株式会社 macs

カテゴリー:ビオブログ, 地域のこと

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住まいマガジン「びお」の、静岡地方版ざます。
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