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ビオブログ

ウマズラハギを肝醤油で食べてみた

本日より七十二候は変わり、啓蟄の次候【菜虫化蝶:なむしちょうとなる】
青虫が蝶になる、ってことですね。
3月も後半に入りました。いよいよ春は本格化します!
釣りシーズン到来!我慢が…。

というわけで、魚釣りに行きたい抑えきれない衝動をなんとか我慢し、お魚がいっぱいいる沼津市の魚市場へ。

着く頃はまだ暗いですが、明るくなってくるのは徐々に早くなってきています。
さぁ、魚の顔ぶれも変わってきているかな???

タイが一杯たぃっ!
釣りたぃっ!

タイは春、産卵のために深場から浅場に集まってきます。
産卵をひかえたタイは大型のものが多く、食い気も増すため、一年で一番大型の記録が出やすい時期。
釣り人は「タイの乗っ込み」と言います。

そして、それを狙いにゆき、玉砕して何も釣れない日、釣り人は「坊主」と言います。

って縁起悪っ。

さて、他にはどんなお魚がいるかな…?

セリをやっている手前、同じく「赤いし鯛という名前」でも、こちらはキンメダイ。

でも、マダイはスズキ目、キンメダイはキンメダイ目、違う種類のお魚です。
キンメダイの旬は冬と言いますが、春にはマダイと同じく産卵があるので、脂が乗ってやはり旬です。
そして、もちろん、高いので手は出ません。

他にはどんなお魚がいるかな…?
こちらはカワハギ。

基本、このように水槽で生きたまま売りに出される魚はかなり割高です。

今回ゲットしたのは、このカワハギの仲間(同じフグ目カワハギ科)の、ウマズラハギ。

静岡県由比産です。

設計の祭子ちゃんに「ウマズラって馬に似てるからですか?」と質問されましたが、はぃ、その通り、馬面なのです。

カワハギの仲間ですから、このように、引っ張るだけで簡単に皮が剥げる。
関西では、ハギではなく、ハゲ。
まぁ、皮が剥げるからハゲ、なんでしょうけど、魚屋の大将に、「ハゲ、下さいっ!」って言いにくいですよね…。

で、このウマズラハギ、それこそ、
「こぉのハゲぇ~っ!」
と言いたくなる時があるのですが、

ご覧ください、このオチョボグチにおよそ似つかわしくない恐ろしい歯!もはや牙!
このカミソリのような歯で、釣り糸どころか釣り針まで噛み切ることがあります。
しかもオチョボグチなのでエサ取りの名人。

ここは、日頃の恨みつらみをこめて、美味しくいただいちゃいましょう。

お刺身用にさばいて、残りは煮付けに。

ハギと言えば肝。
肝を醤油であえて、肝醤油にて、お刺身を絡めたら、もう絶品なのでございます。

私は生のままで全然平気ですが、魚臭いのが苦手、という方は、お酒にしばらく漬けるとか、熱湯をくぐらせるとかすると臭みがとれます。

ただし、アニサキスちゃんがいる可能性はゼロではありませんので、肝を包丁でよく叩き、万が一、アニサキスがいても斬り殺してしまう、というのがベストです。
死んだアニサキスは無害です(無味無臭)。
家庭の冷凍庫ぐらいではアニサキスは死にませんのでご注意を。

四季を通して美味しいハギの仲間、新鮮なものをゲットしたら、是非、肝醤油でお刺身にしてみませよう!

文:鈴木

2018年03月16日

Post by 株式会社 macs

カテゴリー:ビオブログ, 食のこと

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