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ビオブログ

大仁のズガニを食べる

本日より、二十四節気の寒露の末候「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」。
キリギリスは、「ギィィィ~」となくあのキリギリスではなく、昔はコオロギの事を言ったのだそうです。
Wikipediaによると、日本史上は「蟋蟀」の字はセミも含む鳴く虫全般を指すのだとか。

正直に白状すれば、カブトムシも含めてあまり虫は得意ではないので、今回も虫ではなく、虫と同じく足がいっぱいあるカニのネタでいきましょう。

というわけで、今回も行ってきました沼津市魚市場。
寒ーぃ!!!

今回は随分閑散と…。

あれぇ…。
ホントに寂しいですね。
市場に集まる魚介類は鮮度が命ですから、需要と供給のバランスや海の具合などで、毎日違うのだそうです。

今回はトラフグの仕入れのお手伝いですが、テーマはカニなのでスルー(笑)。

これです。
大仁(おおひと)と書いてあります。

大仁町は、現在市町村合併して伊豆国市に含まれます。

この「びお静岡東部版」の第一回目の舞台、狩野川ライド&ライド2017で撮影したこのあたりがちょうど大仁。

このあたり(狩野川)で捕獲されたのが、このカニ。

モクズガニです。
モクズガニが正式名称で、静岡では「ズガニ」と言いますね。

西日本では「ツガニ」と呼びますが、有名な上海ガニも、このモクズガニの仲間です。

川に住むカニの中では大型で、これから冬にかけて、産卵のために海に降ります。

ハサミを振り上げて怒っています。
写真だと分かりにくいのですが、このハサミに、フサフサと濃い毛が生えていて、手袋をしているようだ、ということで英語ではミトンクラブと言います。

お味噌汁にしました。
カニから出汁が出ますが、鰹出汁と合わせた方が、より美味しいです。

茹でると赤いです。
背中の殻と、いわゆるガニと呼ぶスポンジのような部分(カニのエラです)を取ったら、蟹味噌ごと殻もかじっちゃいます。

味噌をチマチマ取ってもいいのですが、イライラしますよ(笑)。
脚の身も食べたい食いしん坊さんは、上手な食べ方はネットにいっぱい出てますので、調べてみて下さいね。

狩野川の幸でした。

文:鈴木

2017年10月18日

Post by 株式会社 macs

カテゴリー:ビオブログ, 食のこと

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びお 株式会社マクス 取締犬

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