- 2010.09.29 水曜日
- 富士市の冨嶽町家完成見学会まであと3日ですが、本日は昨日ご紹介した沼津市の冨嶽町家の一坪里山の謎の壺をご紹介します。
ま、謎なんて書かなくても分かる人には簡単な物です。
現場の一坪里山以外にも、会社の一角にも作ってみました。
壺を埋め、
農薬を使っていない休耕田の土を入れ、
シマフトイを活け、
そっと水を入れたら、ハイ出来上がり。
付け合わせに、カワラナデシコとギボウシとホタルブクロも添えてみました。
って時期が時期だけにどうも寂しいですけど。
これから徐々に種類を増やし、会社にも一坪里山を出現させようともくろんでおります。
そうそう、今回の主役の壺ですが、もう少し水が安定したら、今や環境省レッドリストで絶滅危惧種になってしまったメダカちゃんを飼います。
夏はボウフラを食べてもらいます。
メダカは、もう30年以上飼育していらっしゃるお客様から譲り受けます。
以前にも書かせていただきましたが、生物多様性条約の国際会議も近いことですし、出来る限り、在来種にはこだわってまいります。
今回ご紹介の野草
【シマフトイ】 縞太藺−在来種
カヤツリグサ科フトイ属。
池や沼地の浅いところに生える多年草。
姿も名前も藺草(イ草)を連想させるものの、藺草とは違う種類。
夏に赤い花が咲く (らしい…私は見たこと無いです)
<青木繁伸氏植物園へようこそ!様より拝借>
【カワラナデシコ】 河原撫子・大和撫子−在来種
ナデシコ科ナデシコ属。
写真で可憐に咲いているのがナデシコです。
秋の七草の一つです。
ナデシコ属は、「ギリシャ神話の神ジュピターの花」を意味する名前が付いているそうで、神聖な花の意。
でも、日本では大和撫子っていうくらいですから、可憐で美しい花ですね。
まるで家内の様だ(…晩酌のおかず一品追加!?)
【ギボウシ】 擬宝珠−在来種
ユリ科ギボウシ属。
写真右奥。
観葉植物のような葉を楽しむため、園芸種も多い。
つぼみが橋の欄干にある擬宝珠(丸い金物:以前の伊勢神宮のブログをご参照下さい)に似ていることからこの名が付いたとのこと(…う〜ん、似て無くもないけど)。
<フイリギボウシ:写真日記『時告風』様より拝借>
【ホタルブクロ】 蛍袋−在来種
キキョウ科ホタルブクロ属。
写真では小さいので分からないと思います。
以前家内がブログで書いていたのでこちらで写真をご覧下さい。
ホタルブクロに本当に蛍を入れるか?を真面目に考察された素敵なページがありました。
こちらからリンク。→石川の植物様「ホタルブクロ」
あ、
「完成見学会が近いのに、建物のことを書かずにどうするんだ!」
と怒られそうですが、現場監督ブログでバッチリアップされてますので、是非ご覧下さい。
私はまだまだ一坪里山を書いちゃいます(笑)。
【現代町家 完成見学会】
10/2・3(土日) 富士市厚原にて開催!
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