- 2010.02.08 月曜日
- 週末に地盤改良を行いましたが、初めて行った工法でしたのでご紹介します。
住宅を建てる際に、その敷地が軟弱な場合は、地盤を頑丈にする必要があります。
その地盤の土質や地層の組成によって、工事法は千差万別なのですが、改善が必要な部分が浅い場合は、表面の土を固く改良する表層改良(以前の様子はこちら)、深い場合は、杭工事となります。
杭工事には、鋼管杭(以前の様子はこちら)とコンクリート杭に大別出来ますが、今回はそのアイノコ、ハイブリット工法でした。
杭の位置を正確に出し、
掘り始め。
最初の部分は土をほりだしてやり、
杭工事開始。
上の写真で、穴の底、機械の先が濡れているのがお分かり頂けるでしょうか?
現場に搬入された、ミニプラントで、ミルク状のセメントモルタルが作られ、
作業員が持っているホースで、先程の機械に送られ、掘削する先端から、じゅわ〜っと出てくるわけです。
で、このセメントミルクを出しながら、土と攪拌しながら、機械が穴を掘って行きます。
掘りながら土とセメントが練られ、柱状のコンクリートのような物が地面の中に出来上がります。
イメージは、めちゃめちゃ大掛かりな泥遊び。
上の写真で、上側の穴がコンクリート柱が出来上がりつつあるところで、下の穴は、出来た穴に鋼管を差し込んであることろです。
この鋼管は、位置を見ながら、水平を見ながら、ずぶずぶずぶ…と差し込まれ、
最後は杭の先端の高さを基礎の下に来るように調整して、
杭頭にキャップをして、
天端をキレイにして終了。
残土も少なく、
鋼管杭より騒音も小さく、
鋼管杭に比べて少ない施工ヶ所ですみ、
また、
あくまで杭工事ではなく、表層改良で認可を得ているので、摩擦杭(杭が支持層に達しなくても土との摩擦力で家が沈まない)として計算出来る、
など、なかなかメリットのある工法だなと思いました。
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