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そして木は生き続ける…

監督達が現場の様子をブログで沢山アップしてくれておりますので、皆様にはそちらをご覧いただくとして、私は安心して別の話題を(笑)。

で、勉強机プロジェクトの続きです。

机は、無垢の一枚板!
といきたい所ですが、いくら子供達のためとは言え、あまり好き放題やっていると我が家の大蔵大臣から経済制裁を受けかねませんので、通称「フリーパネル」と呼ぶ小さな木片を板状にした集成パネルでの製作です。

以前集成材について書きましたが、集成パネルは強度こそたいしたこと有りません(小さく切ってしまうと私のチョップでも割れます)が、毒性も低いし、まあ、構造材ではないので、作り付けのちょっとした家具には問題ないかと思います(過敏症の方はやめた方が良いと思います)。


で、本日はこの集成パネルのお話ではありません。
オール集成ではなく、ある部分に無垢の材料を計画していたのですが、あるお寺の解体現場から、解体した材料を焼却処分するという情報をキャッチ!

捨てるなら頂戴〜っ!

と貰ってきたのがコレ。

s-090324 (1).jpg

お寺なので、6〜8寸角のケヤキです(写真のは既に割ってあります)。
しかも赤みの部分です(埃まみれですが)。

木材では外側の白い部分を白太(しらた)、内側の赤い部分を赤みと言いますが、赤みは成長を終えた部分です。

外側ほど成長は遅くなります(人間だって子供の頃の成長は早いですよね)ので、一般に白太の方が木目が詰んで、強度は上がりますが、
油成分(腐りや虫害に強い成分や深い色合いや芳香を醸し出す成分)は圧倒的に赤みに多いので、耐久性は赤みの方が強く、
結果的には赤みの方が建築的によい材料・価値ある材料ということが多くなります。

今回のこの材料、さすがお寺の材料だけあって、ほぼ全て赤み。

s-090324 (2).jpg

建築後何十年も経過していますので、完全に乾燥して、この様に割れが入り、

s-090324 (3).jpg

この様に部分的に腐りや白蟻にやられた所もあります(主に白太が残っていた部分でした)が…、

s-090324 (4).jpg

この様に、ルンルン気分で加工しますと…、

何と言うことでしょう!(某TVのリフォーム番組風に)

s-090324.jpg

ご覧下さい。
この何とも言えない赤みと色つや!
そして、ツルッツルの木肌!

やはり、このきめの細かいツルッツルは、桧や杉のような針葉樹とは一味違います。

娘のほっぺのようです(笑)。
思わず触りたくなるすべすべ感と言いましょうか。

一番最初に鉋(かんな)を発明した人は、始めて見る木表面の劇的な変化に、さぞや感動しただろうなぁ…等と思ったのでした。


これだから、木ってやめられませんよね(笑)。
鉄骨や鉄筋造では、こうはいきません。

樹齢何十年かで木材になったこのケヤキは、
何十年間か、神社で人々の心を浄め、
今度は子供達の勉強を見守ってくれます。
木って生きてます。

机作りはまだしばらく続きます…。


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リフォームのお話 > 手造り勉強机プロジェクト | comments (2) | trackbacks (0)

Comments

鈴木 | 2009/03/24 01:31 PM
季凛様
入学式は6日なので、何とかなるでしょう!
お客様のお仕事が優先ですので。
季凛 | 2009/03/24 01:00 PM
 入学式まで、間に合うのか、気になってしょうがないんですけど・・・。

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