- 2009.03.17 火曜日
- 静岡県富士市の「次世代パッシブソーラーそよ風」搭載の家です。
昨日までご紹介していたお宅とは別のお宅で、改めて基礎工事から完成までをご紹介して行くので、施工風景や、施工時の要所など、ご参考になる様なブログになる様に努めて参ります。
あわせて、休日にしか建築工事中の自邸の風景を見ることが出来ないお施主様へのご報告も兼ねております(笑)。
さて、以前少しだけご紹介しましたが、この家は、一階が14坪のどちらかと言えば小さな家。
でも、タダ小さいだけでなく、
小さいながら、
と言うよりむしろ小さいからこそ出来る、大きな暮らしが実現できる様に、様々な工夫を凝らした家です。
『小さく建てて、大きく暮らす家』なのです。
もちろん、次世代パッシブソーラー搭載の住みやすい、心地よい家です。
どんな工夫をしたか、どの辺が住みやすいのか、追々ブログでご紹介して参ります。
さて、2/5のブログで、このお宅の地盤改良のお話を書きました。
小さな家と言っても、やはり建物を支える基礎、そしてその基礎がある地盤は、頑丈で無ければいけません。
まだ施工中の写真なので、鉄筋を並べ終えた写真ではありませんが、何となく頑丈そうだ、と言うのは伝わるのではと思います。
法律よりも頑丈に設計してあります。
もちろん、もっともっと頑丈な基礎を設計しておられる会社はごまんとあります。
何でもそうですが、コストとの兼ね合いです。
鉄筋の下には、グレーのビニールシートが敷いてあるのがお分かり頂けると思います。
これは、白蟻の忌避剤が練り込まれている防水シートです。
床下への湿気の侵入を防ぐと共に、ベタ基礎のコンクリートに、万が一ヘアークラックで白蟻が侵入する隙間が出来たとしても、このシートで侵入を阻止します。
先頃、TVで三保の松原の松林の切り株に白蟻が発生して困っているとTVでやっていましたが、一昔前は主に西日本にしかいなかったイエシロアリにやられていました。
東日本はもともと、イエシロアリより小さいヤマトシロアリのなわばり。
でも、関西武闘派のイエシロアリが、確実に関東に進出してきているようです。
最近は恐ろしいことに、アメリカカンザイシロアリなる外国マフィアのような、さらに気合いの入った大きな白蟻が上陸、被害が出始めています。
ヤマトシロアリよりさらに大きく、日本の白蟻と違って、乾燥した木材も食い荒らす節操のない白蟻です。
ただ、だからといって、家の床下や構造材に、白蟻が死ぬ様な猛毒を撒き散らして、
「あぁ、我が家はこれで安心だ」
と言えるでしょうか???
やはり、薬剤に頼らない家造りが大切だと思います。
今回ご紹介したシートや、
腐りや虫害に強い木材を使う、
風通しを良くする、
そして、
点検やメンテナンスをしっかり行う、
その方向で白蟻から家を守るべきだと思います。
さて、基礎に話を戻しまして、
左は建物の基礎、右側の四角は、ベランダの足を受ける基礎の部分。
そしてその中間は、コンクリートに見えますが、コンクリートではありません。
でも、スコップがたたないくらいカッチカチです。
前回ご紹介した、地盤改良で、柔らかかった土が硬化したものです。
本当に、カッチカチです。
カッチカ…
やめましょう。
最近悪のりしすぎと怒られる前に…。
↑自然素材を扱う工務店のブログが集まってます【日本ブログ村】 - 桧の家 住宅のお話し > 【富士市】パッシブソーラー | comments (0) | trackbacks (0)
Comments