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『小さな家』を考える

昨日のブログを読んだ方から、
「お客様の家を差して『小さな家』とは何事だ、失礼な!」
というおしかりのお言葉をいただきました。

そこで、『小さな家』について少しだけ書いてみようと思います。


家を建てる際、余程資産に余裕のある方を除き、長期に渡って住宅ローンを組みます。
一昔前は、住宅ローンは20年でしたが、現在は最長35年、そして現在は、フラット50という、50年長期固定の住宅ローンが生まれようとしています。


住宅ローンは、貸して下さい、と言えば、はいどうぞ、と言うわけにはいきません。

もし、

・ローンを組んだ人が返済不可能になった場合、土地建物は担保として没収されます。

・ローン返済中に火事で焼けてしまった場合、火災保険によって精算されます・

・そして、もし返済者が死亡した場合、生命保険によってローンは精算されます。


そう、言葉は悪いのですが、批判を恐れずに書けば、大金と引き替えに、自分の命を質に入れるようなものです。


「日本人は兎小屋に住んでいる」
という言葉を聞いたことがあると思いますが、国土交通省の社会資本整備審議会の住宅宅地分科会基本制度部会報告案参考資料の、
【資料17 戸当たり床面積の国際比較(壁心換算値)】
によると、
借家についてはたしかに諸外国に比べて小さいものの、持ち家に関しては、
アメリカの157平米(約48坪)に継いで、
日本はドイツと同じ124平米(約38坪)で、
フランスの114平米(約35坪)、
イギリスの95平米(29坪)と比較して、
決して小さくないことが分かります(外国の家も坪で論じるのは変ですが)。


特に都市部では、敷地の建坪率と容積率から、建築可能なボリュームを求め、敷地ギリギリ一杯に大きな家を建てる、というのがセオリーの様になされてきましたが、
それはおかしいのでは?
という家造りを根本から考え直そうという動きが始まっています。


お父さん・お母さんと、どちらかの親、そして子供が大きくなってそれぞれの個室があって、みんなそれぞれの生活があるから、荷物も多く、収納は必須で…、

となると、非常に大きな住宅が必要になるのは事実です。

ただ、子供達が出て行って、夫婦二人になった時、
あれっ?この家広すぎるな、掃除も大変だし…、

そこで、不要な部屋を減らし(増築の反対に減築と呼ばれます)、畑や庭いじりでもしてみよう、とうのも小さなブームの様です。


家が大きくなれば、住宅予算も増えます。
当たり前です。
でも、
実はコレが当たり前でない!
住宅会社は必死ですから、予算内で全ての希望を叶えようとします。

収納を増やしたいな、
となれば、ハイッ、かしこまりました!

リビングは広い方が良いよね、
となれば、そうですよね、お任せ下さい!

子供にはそれぞれ子供部屋とウォークインクローゼットが必要かしら、
となれば、ええ、今は皆さんそうされてます。

という感じです。
反対意見を言うのは勇気が要りますから。

ですが、予算には限りが合いますから、契約するためには予算内に納めなければなりません。
予算が同じで広くなれば、質を落とす以外道はありません。
キッチンなどのグレードを下げればすぐに分かりますから、見えない構造で削る方が最初の満足度は下がりません。


でも、
・これはおかしい!
・命を質に入れて組んだローンで、使わない大量の荷物をしまうスペースを買うなんて変!
・耐久性を落としてまで家を広くしても、家が長持ちしなきゃ結局大損でしょ。
・周辺環境に対し、少しでも“間”を作り、豊かな町並みを創るべきでは?
・たとえ小さな庭でも、そこから得られる豊かな何かがきっとあるぞ!

だから、
・小さいからこそ出来る豊かな住環境を考えよう!
・小さくても、大事な部分の予算は削らずに、ちゃんと長持ちする家を造ろう!
・そう言えば、そのほうが環境にも絶対優しいよね!


それが、「小さな家」を考えるポイントだと思います。
これらは、何も私が一人で考えていることではありません。
多くの建築に携わる方が、この事に気付き、様々な挑戦が始まっています。
(参考:町の工務店ネットのスモール・イズ・ビューティフル

私は、まずこの家で、それをお施主様と一緒に考えて行きます。


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