- 2008.12.11 木曜日
- 本日も引き続き、静岡県富士市で建設中の、次世代パッシブソーラーそよ風システム搭載の家です。
昨日は、そよ風システムの電気関係の配線が終了したとの事で、現場に撮影に行って来ました。
屋根の上では、夏季に排熱するためのファンが強制運転となっており、南面の屋根で温まった空気が、ボ〜ッと出ていました。
どこからどの様に出ていたのかは、
次世代パッシブソーラー【そよ風】 施工風景-2
をご覧頂ければよく分かると思います。
で、その排気口付近の温度を測ってみました。
北面でさらに日陰なので、全く太陽は当たっていませんが、
南面の屋根と同じ41℃でした(橙色はもちろん加工した物です)。
次世代パッシブソーラー【そよ風】 施工風景-4
の時と比べて頂くと、自然の温度差でじわじわ排熱されている時と違って、排出口付近の温度が大幅に上昇しているのが分かります。
内部はこんな感じです。
全体にモコモコしているのは、前回ご紹介した断熱材(現場発泡ウレタン)です。
そよ風の、室内へ風を採入れるメインのチャンバー部分だけは断熱材が付いていません。
ここから、冬は温風が、夏の夜には涼風が、床下まで運ばれます。
青い丸の部分が空気の採り入れ口です。
そして矢印の様にダクトで空気を運びます。
ダクトはこれから工事するので又アップします。
手前に見える鉄の箱は、室内に空気を呼び込むプロペラです。
消費電力は電球一個分ほどです。
城内監督が、操作盤のスイッチを「ポチッとな」とすると、
冒頭の外部へ排出していたプロペラが止まり、
室内への採り入れ口が自動で開くと同時に、外部への空気の通路を遮断します。
そして今度は先程の手前のプロペラで室内に空気を送るんですね。
もちろん、これらの一連の制御は、屋根面・屋外・室温の三つの温度センサーで、全自動で行われます。
百聞は一見に如かず。
日曜日は是非ご自分の目でご覧下さい。
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