- 2008.10.29 水曜日
- 昨日も丸一日、富士市の次世代パッシブソーラー「そよ風」システムの施工現場に手伝いに行って来ましたのでご紹介致します。
それにしても、やはり人間は平らなところで生活する様に出来ている様で、二日間、ずっと屋根の上に居て、変なところの筋肉があちこち痛いです…泣。
板金職人や瓦職人は偉いなと思いました。
では早速…
このへんまで進みました。
棟(一番高いところ)にある金属製の箱の連続が、このそよ風システムの心臓部です。
中を覗くとこんな感じ。
色がピンク色なのは、内部が断熱材で出来ているためです。
写真右側に穴が開いていて、光が差し込んでいますが、ここが南面の屋根で暖まった空気が入ってくる穴です。
↑南面の空気が入って来る方から見るとこんな感じですね。
先程の内部の写真で、一番向こう側に景色が見えますが、そこはもちろんこんな感じに塞がれます(下写真)。
そして、同じく先程の内部の写真で、中程に黒く見える部分が、将にこのシステムの心臓!
冬は、一階の床下まで、太陽熱で暖められた暖かい屋根の空気を送り、夏は、下の写真の様に、北側の外部に、その暑い空気を逃がします。
これら一連の空気の制御は、もちろんセンサーで自動に行われます。
屋根の北面は、集熱効果は低いので、単に空気層を設けて、通気が可能な様にしてあるだけですが、これによって屋根下地の耐久性はもちろん飛躍的にUPする事が期待できます。
この様に、集熱チャンバー(先程の金属の箱)手前で、空気を逃がす様にしています。
よく見るとその部分には、ステンレスの網が張ってあるのがお分かり頂けるでしょうか?
これは、小さな鳥さんやコウモリさんが入って来られない様にするためです。
軒先の空気の採り入れ口にも網が付いています。
施工はまだ続くので、又ご紹介して行きます。
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Comments
コメント有り難うございます。
大がかりに見えるのは、私が大掛かりにブログで宣伝しているからでして…(笑)。
今ご紹介しているあたりは、OMと大差ないですね。
夏期に、屋根面で直接排熱出来る仕組みがある分、ここまではOMよりもメカチックかも知れません。
違いが出てくるのはここからで、
第一に、屋根にガラスが載りません。
お金がかかり、メンテも大変なので、OMでもガラス無しが出て来ているようですが、ガラスがないと集熱効果が下がります。
で下がらない工夫が…(これは明日以降のブログをご覧下さい)。
第二に、室内側で、装置が圧倒的に小さくなっています。
これは、屋根で排熱するために、室内(もっと言えば採り入れ口があるロフト部分)が熱くなく、広々している点が、最大の違いではと思います。
詳しくは、構造見学会にてご確認下さいませ(笑)。