鎌倉文華館鶴岡ミュージアム(旧 神奈川県立近代美術館 鎌倉館)に行ってきました
本日より七十二候は、霜降の次候「霎時施(こさめときどきふる)」です。
そんな小雨の時々降るとある日(と言っても、前回の佐藤さんの神奈川県立近代美術館と同じ日ですが…)、
社内研修の一環で、神奈川県にある鎌倉文華館鶴岡ミュージアムに行ってきました。
こちらの美術館、以前は「神奈川県立近代美術館 鎌倉館」という名前でしたが、
2019年3月に閉館、そして改修工事を経て、同年6月に「鎌倉文華館鶴岡ミュージアム」と名称新たに生まれ変わりました。
「神奈川県立近代美術館 鎌倉館」の設計は坂倉準三氏。
世界的名建築家のル・コルビジェに師事した、日本を代表する建築家として知られています。
外観↓↓
一階の部分の外壁が、全体的に奥に引っ込んでいて、そのおかげでピロティ空間(通路)ができていますが、これがコルビジェ建築の特徴だと言われています。
今では、世界中で当たり前のように使われている建築技法ですが、その「当たり前」をつくった人物…そう思うとコルビジェの偉大さが分かります。
一階の外壁に使われているのは、大谷石です。
軽くて加工がしやすいため、汎用性の高い石材として知られています。
住宅の玄関土間や壁のアクセントとして使われたりもします。
静岡市に完成の、堀部安嗣建築設計事務所の物件では、玄関に使われていました。
私もいつか、お客様にご提案してみたいですね~
館内中央には中庭があり、建物全体に風と光が通るような設計になっています。
階段などは手を加えられておらず、おそらく改修前のままと思われますが、違和感はありません。
復元、保存、再生などを目的とした改修はとても神経を使う大変な作業だと思いますが、
こちらの建物は、新しい部分と既存の部分の境目を感じさせない、素晴らしい建物だと感じました。
文:井出祭子
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