Vol. 3,987

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます（長いですけど）。

本日も昨日に引き続き
富士宮市の新築注文住宅の現場から。

昨日は若手社員大工の康佑と隆成の二人
のお話でしたが

本日はもうひとりの二十代若手社員大工
彰太（しょうた）が主人公。

あ…この写真はチョンボした話のだった（笑）。

ま、そのチョンボはおいといて
下にある箱のお話です。

ここは趣味室。

多彩で本格的な趣味を持つお施主様にとって
その道具やウエアなどを乾燥・保管・整理収納
するお部屋。

なので、彰太の制作する棚も何度も打ち合わせの上
厳密な寸法の上作っています。

このミリ単位にオーダーメード出来るのが
造作家具の最大のメリット。

必要に応じてどのようにでも作れるわけです。
もちろん市販されていないものでも。

こちらは下駄箱。
やっぱりここも、寸法だけでなく
棚の深さや幅や段数まで
どのようにでも製作可能。

寸法がジャストサイズ
だけじゃなく

「使い勝手もオーダー可能」

というのもメリットですね。

こちらはトイレですが
トイレ横の洗面化粧台も
やはり大工が作るので
完全なオリジナルが可能。

こちらはワークスペース。
仕事のしやすい高さで
テーブルの高さも製作可能。

本棚にするから丈夫につくるとかも可能。

まぁこの
「どのようにでもオーダーメードできる」
というのが大工が作る造作家具の良いところで

それはあえて書かなくても
「まぁそうなんだろうな」と皆さん思われるはず。

で、気になるのは

「やっぱ高いんでしょ？」

ってことですよね？

まぁ、量販店で売っている家具より

…そりゃ高いです。

ただ、大工が作る造作家具の
もう一つのメリットは

「耐久性」

です。

量販店の家具、駄目というわけじゃないのです。
我が家の長男坊は大学生でひとり暮らし中。

4年、留年しても5，6年（留年したら許さないけど）
もってくれれば良いわけですから
高い家具なんて必要ない。

そういうニーズに対しては
素晴らしい家具だと思います。

でも、やっぱり芯材が硬いダンボール状のもので
表面にビニールシートを貼っただけの家具は

長持ちを期待するのは無理。

合板フローリングと同じ様に
合板に薄い板を貼って表面をプラスチックで
コーティングした家具も

表面の薄い化粧板が剥がれてきたら
もう寿命、と言うのは
どなたでもご存知かと。

大工が作る家具は基本無垢の板や
集成パネル（板をパネル上に接ぎ合わせたもの）
で作るので

長持ち加減が全然違います。

長く使えるというのは
結局、安上がりだったりするんです。

大工が心を込めて作った家具は
長ーく愛して使っていただきたいです。

壊れたら大工がすぐ直せます。
社員大工だからこそ出来ることがあります。