イベント イベント insta インスタグラム 上部に戻る
ビオブログ

釣った新鮮なサバを美味しくいただこう

本日より季節は変わり、二十四節気は【小暑】。
七十二候は、小暑の初候で【温風至:あつかぜいたる】。

雨がやんだからと窓を開けると、もわぁ~っとした空気。
うーん、夏です。

夏といえば海です。

海といえばボート釣りです。

というわけで、月に一度の沼津の西浦へのボート釣り、行ってまいりました。

この時期は、大きなゴマサバがよく釣れます。
一般に、マサバのほうが美味しいといいますが、この時期のゴマサバは、脂が乗っていてとても美味しいです。

釣りの様子は動画にて。
YouTubeで見たほうがきれいに見えますよ。よかったら高評価&チャンネル登録、よろしくおねがいしまーす!

と、ユーチューバーのようなことを言ってみつつ、こちらのブログでは、釣った新鮮なゴマサバを美味しくいただくのがメインです。

今回は家内の実家にお裾分けが出来ました。
まるまる太ったゴマサバがこれくらいあれば、十分です。

ちなみに、釣り上げたらすぐに、いわゆる「サバ折り」で〆て血抜きをし、その場で内蔵は出してしまいます。

いわゆる「サバにあたる」というのは、「ヒスタミン中毒」か「アニサキス」と言う寄生虫。

ヒスタミンは、サバなどの赤魚が多く含む、元気の素のアミノ酸と呼ばれる「ヒスチジン」が、細菌によって分解されてヒスタミンになることで生まれます。
なので、釣ってすぐに冷やすとほとんど怖くない。

そしてアニサキスも、多くは内臓に寄生していて、魚が死ぬと身に移ってゆくと言われていますので、釣ってすぐに内蔵を取ってあげることで、安心して美味しく食べられるのです。

釣り人の特権ですね。

まずは軽く塩をふってそのまま塩焼き。
ハィ美味しい!

でも、まだまだ色々やりましょう。

三枚におろしたら、バットに入れてたっぷりの砂糖まみれにして、冷蔵庫で1時間弱〆ます。
お砂糖はケチらない。
時間は、魚の大きさと味の好みです。

一度取り出し、水洗いして砂糖を洗い流し、キッチンペーパーでよく拭いたら、今度は同じ様にたっぷりの塩で〆ます。同じく1時間位。

 

ちなみに、砂糖で〆ず、いきなり塩で1時間〆たら、
同じく水洗いして、
キッチンペーパーでよく水を切り、

オカモトのピチット。
この時期、網に入れて干しても、天気が悪いとすぐに腐ります。

今回は、一番大きなシートを下に敷き、サバを寝かしたら、上からもう一回シートで挟んで、できるだけ空気が入らない様に、文字通り「ピチット」させて、冷蔵庫で半日。

あら不思議、簡単で失敗なし。
日に干さない一夜干しが出来上がり。
ゴマサバはマサバと違って、少々身割れしやすいのが玉に瑕ですが、

なんのなんの、めちゃめちゃうまぁーい!
先程の砂糖の写真と同じ様に、塩で1時間〆ていますが、ちょど良い塩加減でした。

 

さて、砂糖→塩と〆たものは、次、

酢で〆る。やっぱり冷蔵庫で一時間。
身が白っぽくなりますが、表面だけです。

冷蔵庫から出したら、皮が剥けるようになっているので、身が裂けないように丁寧に剥いて、包丁で切ったら、ガスバーナーで炙ります。

そう、「炙りしめ鯖!」。
油がノリノリなので、炎が上がります。

完成っ!

うーわ!トロットロ!
この半生感がたまりません。
ヒスタミンもアニサキスも、これだけ手をかければ大丈夫。

「サバとか光り物はちょっと苦手…」
という方いらっしゃるんですが、
可哀想だなぁ…
本当に美味しいサバを食べたこと無いんだろうなぁ…
と、思う味です。

2020年07月07日

Post by 株式会社 macs

About Me

img
びお 株式会社マクス 取締犬

住まいマガジン「びお」の、静岡地方版ざます。
工務店のマクスから、家づくりの情報とは違った切り口で、「住まいと暮らしの視点」からローカルで旬な話題を発信してゆこうと思っておりますワン。

fb ig 友だち追加
Copyright@2016 MACS. All RIght Reserved.