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ビオブログ

韮山の江川家住宅に行ってきました

本日より二十四節気は、雨水の次候【霞始靆:かすみはじめてたなびく】。

「霞」は、春に霧や靄(もや)などによって、景色がぼやけて見える状態。
現代では、花粉で霞む…でしょうか。


伊豆の国市の現場見学に行った際に、近くにある重要文化財「江川家住宅」を観に行きました。
民家として初めて重要文化財に指定されたのが、こちらの江川家なのだそうです。

36代目当主である江川太郎左衛門英龍(ひでたつ)は、伊豆の国市の世界遺産、韮山反射炉の建造にも携わった人物です。

今回は時間の都合で江川家のみの見学でしたが、韮山反射炉も江川家のすぐ近くにあるので、一緒に見学するとより楽しめるかもしれません。


おもての門をくぐり、




見えてきた大きな建物。
こちらが主屋です。↓↓





なんと主屋だけで552㎡もあるそうです。


中に入ると、広い土間空間が広がっていました。




まず、上を見上げてびっくり。
格子状に組まれた小屋組みは圧巻です。整然としていて美しかったです。




真下からのアングルで撮ってみました。↓↓



この奥行き感伝わるでしょうか…
高さはなんと12メートルもあるそうですよ。


当時使われていた釜戸もそのまま残されています。↓↓
こちらでパンを焼いていたそうです。



先程もご紹介した、36代目当主の江川太郎左衛門英龍さん
実はパンを日本中に広めた、「パン祖」としても知られています。

この時代のパンは、いわゆる現代のパンのようなふわふわしたものではなく、戦時の携帯食として用いられたかたいパンだったようです。


次に目に入った「生き柱」なるもの↓↓



こちらはその名の通り、生きている木をそのまま柱として利用したと言われているそうです。
歴史を感じます。


主屋以外にも、外には蔵も残されていて、当時の道具やなどが展示されていました。



NHKドラマ「篤姫」や、TBSドラマ「JIN−−」のロケ地としても使われている江川家。
歴史に興味のある方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?



文:井出祭子

2020年02月24日

Post by 井出

カテゴリー:ビオブログ, 地域のこと

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びお 株式会社マクス 取締犬

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