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ビオブログ

富士山頂目指して!!

夏真っ盛り!皆様如何お過ごしですか?
日焼けしてあちこちヒリヒリ痛い社員大工の丸山です。

本日より季節は、立秋の次候で【寒蟬鳴:ひぐらしなく】。
朝晩はヒグラシが鳴いてなんとなく涼し気ですが、昼間はホント暑いですね。

昼間の仕事なので、日焼けするのも当然なのですが、この日焼けは仕事で焼けたものではありません。実は先日、富士山に登ってきました。

日焼けと言えば海でしょ?と、思いますが、実は、山でも日焼けはします。
標高が高ければ高いほど、紫外線の量は高さに比例します。
山に登るときは、日焼け止めが必要なのです。
僕が日焼けしてるのは、日焼け止めクリーム塗るのを忘れたからです(笑)

富士山に登るきっかけは、僕の趣味のマラソン。
どの大会に出たとか、何処を走ったかとかを記録する為に書き始めた個人ブログ。そのブログを通じて知り合った全国のブログ仲間。
そのブログ仲間との間で富士山の話で盛り上がり、じゃあ富士山登りましょうと相成りました。

実はこの話、半年も前の出来事なのです。
本当に行くのか?と少々疑問でしたが、ライングループも出来上がり、着々とその日が近づいてきました。

そして8月最初の土曜日。

いよいよ富士山頂を目指す時が来ました。
愛知から2名、関東方面から3名、そして静岡から2名(僕ともう一人)が山梨県富士吉田市の富士山駅に集合しました。時刻はPM9:00…そう、今回は(御来光を見るために、夜中山頂を目指す)弾丸登頂ツアーなのです。

※宿泊なしで徹夜で山頂を目指す弾丸ツアーは高山病の危険が高いので自粛が言われております。
自粛せずに申し訳ございません…

集まった7人の男衆、タクシーで富士スバルライン5合目迄移動します。(マイカー規制中なので)

5合目に着くと、少しひんやりとした空気になりました。
でも、まだまだ半袖で大丈夫な位です。
それぞれ登山の装備に着替えて、いざ山頂へ!!

山頂迄の所要時間は約6時間。高山病に気を付けながら少しずつ歩いていきます。

6合目に着くと、富士山保全協力金なるものを支払います。

美しい富士山を後世に引き継ぐためのお金。ちゃんと払います。

少し休んで7号目を目指します。

この辺りはまだ植物が自生する高度限界ギリギリなので、高山植物が辺りに生えてますが、暗くてよく分からない…(笑)
でも暗くても、空を見上げるとそこは満天の星!!!
手を伸ばせば星が届きそうな位の天の川!!!
少し眺めてると、遠くの空で綺麗な流れ星!!もう、感動です。これだけでここに来た甲斐がありました。
写真に撮りたいのですが、暗すぎて断念…。でも、目に焼き付けました。


7号目に到着です。中々いいペースで登れています。
今回参加されている中で、富士山経験者は2名。僕ともう一人です。

なので、先導は僕、殿(しんがり)はもう一人の経験者、間に未経験者というパーティーなのですが、皆さんマラソンしてるので、(しかも皆さん僕よりずっと速い人逹)ペースが速い!しかも全然余裕な感じで進んでます。

7号目からは、岩場の道が続くのですが、スルスルと駆け上がっていきます。


僕よりずっと年配の方なのに、凄すぎる…。
付いていくのがやっとでした。

8号目迄来ると、沢山の人で溢れていました。そう、なんと旅行会社の弾丸ツアーの登山客なのです。
本来なら弾丸ツアーは自粛なのですが、今年は元号が変わって令和元年。その元年の御来光を見れるという、(勝手な憶測)そんなツアー客で登山道は大渋滞…。
まさか、こんな所で立ち往生するとは思ってもいませんでした。

このままでは山頂での御来光に間に合わない!と、判断。
その行列の隙間を掻い潜って上を目指します。本当は危険なのでしたくありませんが、どうにもこうにも動かないので、寒さで凍えてしまう前に、進むことにしました。

8合5勺に到着です。
標高も3450mと後一息です。

ここ迄来ると真冬並みの寒さになります。流石に動いてても寒いので、防寒具を羽織ります。
相変わらずの渋滞で、山道がヘッドライトの灯りで、ひと繋がりの光の道筋になってます。
登山者には外国人も多く、特に中国人の方々が多いらしく、中国語があちこちで飛び交っていました。

9合目迄来ると、頂上が見えてきます。昨年の台風被害で登山道も整備中で、工事現場でも見かける赤い光の電球が目印となりました。
後もうひと踏ん張り!頂上手前の鳥居をくぐればと思った矢先、右足が攣ってしまいました…。

他の登山者の迷惑にならないようコースアウトし、一人暗闇で悶絶、心配かけないよう仲間に連絡しました。


ずっと走ったり筋力トレーニングを怠っていたので、見事なまでの攣りぶり(笑)
通る人誰も声をかけてくれなかったのが寂しかったです。御来光の時間が迫っていたので仕方ないか…。

攣りも治まり、何とか歩けるようになると、急いで頂上へ向かいます。
何とか御来光の時間前に登頂出来ました。AM4:20頃富士山頂に到着です。

ここまで天気も良好。雲も無く絶好の御来光日和。

山頂は既に沢山の登山客で埋め尽くされていました。ちょっと異様な光景です。
御来光がよく見えそうな位置に腰を下ろして、その時を待ちます。

空が明るくなってきました。

紫色から赤色に変わっていく空はとても幻想的で心を奪われます。
ここまでの道のり、決して楽ではなかったけど、その事さえ忘れるぐらい綺麗でした。


そして徐々に雲の陰から太陽が昇ってきました。
はっきり赤丸く光る御来光、日本の国旗です。

登山客は一斉に写真撮影(笑)
僕も御来光を撮りました。

日がある程度まで昇ると、ツアー客は下山開始を始めました。早っ。

僕らは頂上で朝食タイム。
これをどうしてもしたくて、頑張って富士山頂迄担いできたジェットバーナー。頂くのはカップヌードル。


御来光を見ながらの朝食、なんて贅沢な時間だろう(笑)

一息ついたら仲間と頂上で記念撮影!!

これはこれで感動です。

この後、お鉢巡り開始です。

前回の登山では出来なかったので、凄く楽しみでした。
剣ヶ峯に登り、日本一高い場所に到着です。ここも沢山の登山客で行列が出来てたので、写真だけ撮りました。


そして見たかった富士山気象観測所。

下界からでも見えてたドーム型のレーダーはもうここにはありませんが、ここに所員の方々が常駐して、気象予測をしてくれてたんだと思うと、こんな過酷な環境で大変だったんだろうなと思うばかりです。

剣ヶ峯を後に、お鉢巡り再開です。途中、富士山の影を撮影しました。

おっきな富士山の影に、絶対にここからじゃなきゃ見れない景色に興奮しました。

この後もお鉢巡りしながら、その高さから見る雄大な景色を楽しみました。
ここで走ったら気持ちいいかも、そんな一言で何故か皆走りだします。ランナーだから致し方ないのでしょうか(笑)

そして名残惜しいけど下山開始。
5号目迄戻ります。
(二時間位で下山しました、恐ろしく速いです)

こうして無事怪我無く戻ってこれました。
弾丸(徹夜)で御来光を見るのは、体力的にとても辛いのですが、気の合う仲間達のお陰で、素敵な御来光を見ることが出来ました。
普段の日常では味わえない刺激を沢山受けて、心も体もリフレッシュ出来た気がします。
疲れきってるはずなのに、また富士山に登りたいなって思うのは、そこに見合う魅力がそこにあるのかなって思いました。

霊峰富士、日本一高い山、決して楽に登れる山ではありませんが、一生に一度は、頂上からの景色、眺めてみませんか?

 

文:丸山 彰

2019年08月13日

Post by 丸山 彰

カテゴリー:ビオブログ, 地域のこと

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