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岩科学校

昨日は、長八美術館の番外編を書かせていただきましたが、もう一日、ミニ建物探訪です。

長八美術館との共同チケットで割引になる、車で5分ほどの位置の岩科学校(需要文化財)に行ってきました。

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入母屋のてりむくりの屋根と西欧風のバルコニー、何ともレトロな美しさです。

ちなみに、“岩科学校”の扁額(へんがく:神社などの鳥居や拝殿の上の額)の文字は、

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岩倉具視と通じ、王政復古を画策した三条実美が太政大臣の時に書いたもので(↑実物)、その上の龍は、入江長八が棟梁の鑿をかりて彫ったと伝えられているそうです。
長八は、本業の左官の他に、狩野派の絵と木彫刻も学び、それを融合して独自の鏝絵の世界を作ったと言われています。

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こちらは、最初の写真のバルコニーの室内側の部屋。

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天井には見事なランプかけが。
金曜ブログの長八美術館内部でご紹介した次男が虫眼鏡でのぞいている作品もランプかけです。

上を見上げないと見えない天井にここまで手の込んだ作品を作るところが凄いですね。

近くでないとよく見えないと言えば、

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こちらは、やはり長八作の懸魚(げぎょ)という飾り。
(懸魚は、以前のブログの二条城のページをご覧下さい)

本来遠くから眺めるしかないこの様な部分も、恐ろしく緻密に作られています。

この懸魚が展示されているのは、客間。

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この客間の欄間には、長八の傑作と称される千羽鶴の鏝絵があります。

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一羽一羽全て違う形で、3Dで飛び出してきそう。
写真で伝わるか分かりませんが、床の間の朱と欄間の青。
とても珍しい配色だとは思いますが、息をのむ美しさでした。


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おまけですが、こちらは学校のなまこ壁。
長八美術館のなまこ壁と比べると、菱形の形状が違うのが分かります。
長八美術館のは菱格子、ここ岩科学校のなまこ壁は七宝、そのほかにも、馬乗りや亀甲など、色々な形がある…といったことが、松崎に来るとお勉強出来ます。

是非、お越し下さいませ。


そうそう、松崎のある伊豆半島は、ご存じの通り名勝の宝庫。
帰りに寄ってきた場所を最後にご紹介。

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こちらは足がすくむ堂ヶ島。

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こちらはドラマで有名になった恋人岬。
10年目の愛を叫ぼうか?
と思いましたが、「遠いから歩くの嫌っ」と家内に言われ、長男と二人で鐘のある展望台まで行ったところ、恋人達しか居ませんでした(笑)。
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