
- 2007.09.04 火曜日
- マクスの会長の小言で一番有名なのは、
「三年すれば使える」
です。
すぐには使い道がない様な物でも三年もする内に必要になるという事らしいです。
「Mottainai」の仲間ですね。
だからゴミの様な物でも何でも拾ってきます。
そして、本当に良い物(食べ物でも自分の好物)は自分でキープ、不要な物(食べ物では嫌いな物)は、
「こりゃぁいいもんだぞ」
「これ旨いから持って帰れ」
と人に押しつけます。
以前、私が建築士の製図試験の勉強をしている頃、会長が女房に
「これ高いのだからあいつにやってくれ」
とシャープペンを渡しました。
見ると、グリップのところにセロテープが巻いてあり、
「ん?」
と思ってセロテープを取ってみると、
「ぽろっ」
………(汗)
「折れてるじゃね〜かよぉ〜っ!」と言う事までありました。
戦後の物がない時代を生きた逞しさというか、何というか…
呆れます。
そんな「しわい」(富士弁でkechiの事です)会長ですが、この「三年すれば使える」で大いに役立っているのは材木についてです。
リフォームで解体した時や、増築で伐採された木、植木屋が捨てた木などをビーバーのダム作りの様に集めてきます。
これが本当に三年の内には立派な材料になるんですね。

今私が加工している(暑いのでワイシャツを脱いでおります。失礼。)のは、お寺さんを改修した際に出た柱の切れ端。
この切れ端は、お寺の腐ったケヤキの柱を交換した際に、腐っていない部分を大事にとっておいたんですね。
それを私がこうしてティンバーフレーム住宅の敷居として再生している訳です。
奥の方に見えるのが、その三年の内に使われるであろう材木の数々。
最も会長はこれらを彫刻に使おうとしているらしい。
私はそんな事関係なく、
「これあそこに使える!」
と閃くと、にんやりとしてここから盗んできます。
時々「使うな!」と材木に書いてある場合もありますが、それは気が付かなかった事にして…。
- ティンバーフレーム 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
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