- 2010.07.01 木曜日
- 先日、雨の中、今度工事が始まるお宅の地鎮祭に参加しました。
雨降って地固まる。
火事にならない。
地鎮祭の雨は吉です。
お施主様、誠におめでとうございます。
地鎮祭は正式には、とこしずめまつり、つまり、地の神様をお鎮めし、工事の安全と建物と住む人の安寧を祈る行事。
この時ばかりは、私も厳かな気持ちで、真剣にお祈りせずにはいられません。
正式な作法は色々ありますが、大切なのは気持ちでしょう。
最近はだいぶ略式のやり方になってきていますが、鍬入れの儀。
一般的には、
設計者が鎌で草を刈り、
建築主(施主)がクワを入れ、
最後に工務店代表がスキを入れる、
と言うのが正式のようですが、私は神主さんのスタイルに合わせます。
今回はお施主さんがスキを入れた後、設計者兼工務店代表でクワを入れました。
やり方は簡単。
「エィ、エィ、エィ!」
と大きなかけ声で砂を崩すだけ。
「エィ」は「永」にも「栄」にもつながる縁起の良い言葉。
恥ずかしがらずに大きなかけ声で気合いを入れるのがカッコイイのです(笑)。
上の写真の矢印の所にあるのは、鎮物埋納(しずめものまいそう)の儀で鎮めた物。
古くは、水晶や鏡や剣などが納められたそうです。
写真の納め物は、大切に保管し、基礎工事の際にベタ基礎の下に納めます。
この埋納の儀は、最近省略されることが多いです。
地鎮祭そのものを省略することも珍しくありません。
何度も書きますが、大切なのは「気持ち」ですね。
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