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ミニ建物探訪 in せんだいメディアテーク

仙台でのミニ建物探訪はもう少々続きます。
  ※業務連絡ですが、毎回ミニ建物探訪では、出張にかこつけてあっちこっちのんびり
   散策しているように見えるかも知れませんが、駆け足の修行状態なのです。
   牛タンや冷麺で暴飲暴食が出張のテーマではなく…
   って今更言い訳しても遅いのかしら…?


くだらない話はさておき、ここは『せんだいメディアテーク』という建物(複合文化施設)です。
建築家の伊藤豊雄氏の代表作として、建築関係者の間ではあまりに有名な建築物であるだけでなく、海外からも私のようにカメラをぶら下げてお上りさんのようにやって来る方が多いのです。

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何故この建物がそこまで有名になったかを書こうとすると、どうしても建築史の試験のようになりますが…、

まず、近代建築における建築家の三大巨匠というと、

 ・プレーリースタイル住宅や帝国ホテルの設計など、
  日本でも未だ絶大の人気を誇る、【フランク・ロイド・ライト】

 ・モダニズム建築を代表する建築課でユニヴァーサル・スペース
  という考えを広めた、【ミース・ファン・デル・ローエ】

 ・近代建築の五原則を提唱し、建築だけでなく、椅子の設計では
  一般の方でも有名な、【ル・コルビュジエ】

があげられます。
これら巨匠が確立した、柱と梁による近代建築の構成要素をぶち破った、というか乗り越えたというか、突き抜けたというか…
そんな挑戦が見事成功した点で、すごい建物なのです。

具体的には…

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この様に、鉄筋コンクリートの建物では、当たり前に見られる四角い柱が一本も無い代わりに、

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こんなねじれた巨大なチューブが、各階を突き抜けて、地下から最上階まで生えているのです。

このチューブ状の構造物は、床を支える巨大な幹?の様な物で、内部はエレベーターや電気・水道などのシャフトとなって、文字通り床を突き破っていますので、下階がこんなふうに丸見え。

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柱がないだけでなく、構造的な壁も無いので、全面ガラス張りの外壁からは、

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この様に、ケヤキ並木を上から眺めるという、鳥になった様な気分を満喫!
何とも不思議な空間なのでした。
う〜んアーティスティック!

それにしても、この建物を可能にした恐ろしく複雑怪奇な構造計算を可能にしたコンピューターの技術と、設計力、
それを実際に造ってしまう職人のド根性には、頭が下がりました。
(あの難解な鉄のチューブをどうやって加工し、どうやって溶接したんだろ…?)

そして、完成するまでの長い道のりのなかで、
「この建物、本当に完成するのかな…?」
と、どの程度不安だったのか、本音を伊藤豊雄先生に聞いてみたいものですね。
常人なら胃潰瘍は必至ですよ(笑)。


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