- 2010.04.05 月曜日
- 富士市のティンバーフレーム工法の家です。
【その5】に引き続き、お風呂の工事風景です。
壁・天井には、水に強く、色合いと木目が美しいウエスタンレッドシーダーを施工しましたが、腰壁には…、
十和田石を施工しました。
十和田石とは…、
理科で習いましたね、凝灰岩(ぎょうかいがん)の一種で、火山灰が堆積して出来た地層から取れる石です。
産地によって特性が違い、十和田石は秋田で採掘されますし、栃木の大谷石や、私たち静岡の伊豆石も凝灰岩です。
凝灰岩はその成り立ちから、比較的軽く、柔らかく、水分を吸収しやすい特徴があります。
このことから、温泉などでも見かけますが、なにより、水分を吸うと、さぁ〜と青くなるのが魅力です。
が、何でも長所短所はありまして、その水の吸いやすさから、施工時のモルタルのあくが出たり、カビが生えやすかったりします。
カビキラーなどで落ちるようですが、ユニットバスより掃除が大変なのは言うまでもありません。
どうしても十和田石を張りたい!と言うお施主さんに、
「掃除が大変ですよ、奥さんがかわいそうですよ」
と伝えると、
「お風呂掃除は私の仕事です!」
と言われ、気が向いたときしか掃除をしない私は反撃の言葉を無くし、この様になった次第です。
(もちろんいろんな素材を使えるのはこの上ない楽しみでもあるのですが)
でも、パッシブソーラーそよ風システムが、浴室の内側と外側から乾かしてくれるから、カビの問題は、さほど心配しておりません。
もしカビが生えたら…、
その時は、
「もっと気合い入れて掃除して下さい!」
と言い張ろっと(笑)。
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