- 2010.03.03 水曜日
- 香川出張の「ミニ建物探訪シリーズ」最終回。
実は、先週の出張は、マクスが加盟している「町の工務店ネット」が現在進めるプロジェクト『現代町家』の勉強のためでした。
そもそも町家とは…?
これは非常に難しい命題です。
町家というと、旧道に面して軒を連ねる美しい町並みを想像します。
単にそれを模すだけでは、単なる懐古主義に終わってしまいます。
隣家にくっつけてびっしりと家を建てることが町家の解でも、もちろん無いはずです。
町の工務店ネットでは、現代町家憲章として、次のように定義しています。
1.美しい町並み景観をつくる家であること
2.緑にあふれる家であること
3.長い必要・好み・寿命に応える家であること
4.地震で倒れない家であること
5.自然エネルギーを活用した家であること
6.特に、風が良く通る家であること
7.きれいな室内空気の家であること
8.木をたくさん用いる家であること
9.土・紙など自然素材を用いる家であること
10.楽しくお手入れ出来る家であること
11.その家は、前を通る人の家でもあること
この現代町家プロジェクトは、町の工務店ネットのメンバーと、建築家の趙海光先生がタッグを組んで進められています。
昨年は、この私たちの現代町家がグッドデザイン賞も受賞しました。
以前このブログでも、「尾張町家」と「府内町家」・「長州町家」をご紹介させていただきました。
というわけで、今回の「讃岐町家」をご紹介します。
讃岐町家は、先日のブログで登場した香川の菅組さんの建物です。
恒例の趙先生の模型もありました。
なんとも清々しい空間ですね〜。
みんな興味津々。
菅組さんがお施主様と一緒に作ったビオトープも、とっても素敵でした。
菅組の菅社長様、スタッフの皆様、そして見学させていただいたお施主様、本当に有り難うございました。
ふふふっ。
現在、マクスでも、この現代町家に真剣に取り組んでいます。
もうすぐ発表させていただけると思います。
とってもとっても楽しみです!
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