- 2009.08.06 木曜日
- 本日は「次世代パッシブソーラーそよ風」システム搭載の家のブログ上見学会の最終回です。
本日は予告通り、住みやすい住環境のための工夫を中心にご紹介いたします。
まずはこちら。
外観も考慮しているので、天井までピッタリではありませんが、階段室の窓が、高いところにあります。
二階の南側のロフトです。
やはり一番高いところに窓があります。
ロフトの一番高いところと言うことは、ロフトがあるこの部屋の天井の一番高いところ、ということになります。
北側の二階のロフトです。
やはり窓があります。
写真を取り損ねましたが、二階から、上段の二階に上がる二つ目の小さな階段室にも、やはり窓があります(矢印の部分)。
外から見るとこんな感じです。
お伝えしたかったことは、この家はスキップフロアで、一階、中二階、二階、二階のロフト、上段の二階、そのまたロフト、と六層の構造になっていますが、どの層でも、一番高いところに窓があるということです。
何日か前の「その1」を見て頂くと、中二階の収納室にも高いところに窓があることが分かります。
夏場、空気は熱くなります。
↓
空気は熱くなると軽くなって上に登ります。
↓
登ったところに窓が有ればそこから出て行きます。
↓
出て行った分、窓を開けておけば、そこから空気が入ってきます。
この様に、自然に換気が進みます。
この様な、風を創り出す工夫というか、涼を呼び込む工夫を、重力換気、と呼びます。
また、薪ストーブなどの煙突も同じで、燃焼した空気は一方通行で上に登り、室内の空気は、ストーブ内へ、隙間を探して流れるかっこうになるため、煙突のジョイント等から有毒なガスなどが室内に出てくることもありません。
この空気の流れを、煙突効果とも呼びます。
家は見た目も大事なんですが、この様に住みやすくする工夫を採り入れてデザインすることがもっと大事、だと思います。
四回シリーズに見ていただいた方、ありがとうございました。
そして何より、お施主様、楽しい家造りの機会を与えていただき、本当に有り難うございました。
これからが本当のお付き合い。
末永〜く、よろしくお願い申し上げます。
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