- 2009.06.03 水曜日
- 家が傷むのは、雨水の浸入や、湿気が抜けずに結露したり黴びたり…、
と『水』が犯人である場合が多いです。
もちろん昨日の「地盤が悪い」、だとか、「地震による被害」、といった場合もありますし、紫外線による劣化や、風による長期間に及ぶ微振動等々、他にも色々あります。
が、やはり一番は水分でしょう。
最近問題になりつつある、アメリカカンザイシロアリ(米乾材白蟻)等を除き、日本に昔から居る白蟻も、水分が無ければ来ないので、そんなに怖くありません。
水分のなかで、今日は雨水のお話です。
雨水が浸入してくる所は大抵決まっているので、その様な場所を徹底的にマークして対策を取れば、致命的な雨漏りなどは起こらないので、会社の会議ではしばしば、
「ここは次回からこうしよう」
と標準化が図られてきました。
ブログには度々登場していますが、
サッシの下地に取り付ける、上の写真のような一体成型の立体型の止水部材などは、とても有効だと思うので、「標準で決定ね!」、となっています。
本日ご紹介するお宅の場合、先日もご紹介しましたが、
この様な広いベランダがあるのですが、ベランダの手すりの部分は、特に要注意ヶ所。
まだ防水テープを完全に施工する前の写真ですが、
この様に手すりと柱が合わさる部分や、同じく施工中ですが、
この様なコーナーは、立体の防水用部材を取り付けて、二重・三重に防水をします。
また、下の写真は換気扇が抜ける部分に、やはり専用の立体防水部材が取り付いている所ですが…
実は軒が一間(1.8m)も出ているので、ここが雨に濡れることなどあり得ず、この様な場所はあえてそういった防水部材を使う必要はないでしょう。
でも、会社の会議で標準化しようと決めたから、と現場監督も百も承知で施工をしたのでしょう。
そんな真面目さを現場で見つけると、私としてはやはり嬉しくなるものです。
そして、そんな気持ちは多分、お客様にも伝わるのだと思います。
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