- 2009.05.25 月曜日
会社のホームページをリニューアルしてから、もうすぐ二年。
専務時代も含めると、もう随分ブログを書いていて、この安直なタイトルも何度か使った様な気が…。
それはさておき、お早うございます。
私事ですが、昨日で39才になりました。
三十代最後の歳。
気合い入れて頑張って行こうと思いますので、私のこのダラダラ長いブログにも、どうぞお付き合い下さいませ。
さて、冒頭の写真。
ホワイトバランスが悪いわけではございません。
桧の鉋屑(かんなくず)と比べてみると、その色の違いは歴然です。
この木は、『ブラックウォールナット』と言います。
日本では、鬼胡桃(オニクルミ)に近い木です。
現場監督ブログで宮川監督ご紹介しておりますが、材木屋の倉庫から見つけてきたこの木を今朝はご紹介します。
こちらが今回仕入れてきた板。
左の大きいのが秋田杉の一枚板。
右の小さい方がブラックウォールナットです。
小さいって言いましても…、
結構大きいですよね。
大工が釿(ちょうな)で“耳”の部分を削っています。
使う用途毎に切り分けて加工します。
大きなままで使う材料は平らになるように丁寧に加工します。
大工の腕の見せ所です。
さて、このブラックウォールナット。
「ウォールナット」はあの食べられる「クルミ」です。
胡桃の実の堅い殻から想像出来るように、板も堅く、色つや明けでなく、木目も美しいので、チークやマホガニー同様、家具に利用されてきた高級材です。
床板にも使われます。
マクスの住まいの試着室の床も、ウォールナットを自然素材塗料で仕上げています。
下の写真は、未使用のウォールナットの床材を置いてみました。
わりと色白で、思ったよりかなり柔らかいです。
ウォールナット自体は世界中に分布していて、魚の「○△□鯛」と同じように、木も似ているだけで、日本名を無理矢理付けて販売されるので混乱しますが、普通のウォールナットは、何処産のでもそんなに色の濃い木というイメージはありません。
だからブッラックなのでしょうが。
(白太部分は勿論黒くありません)
冒頭のブラックウォールナットは北米産では?と思います。
また、全てのブラックウォールナットがこのように紫がかった焦げ茶というわけでもなく、その土地の栄養状況や土の成分で様々ですが、「紫がかった」というのがこの木の特徴でしょう。
宮川監督がこの独特の色が家のイメージに合うと気に入って買ってきたこの木。
実際に取り付けてみるとどうなるか…?
お施主様でなくとも楽しみではないですか?(笑)
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Comments
いえいえ、木も人間も、多少脂っ気が無いと美しくないんでございますよ。