- 2009.05.18 月曜日
- 沼津市の新築住宅工事現場。
【丸太柱の家】です。
週末の雨が上がり、今朝の富士山は浮世絵風景画のようです。
さて土曜日は沼津市で地鎮祭でした。
現場監督の宮川のブログでも書かれていましたが、地鎮祭と言っても、仏式なので起工式と言います。
神式が、地鎮祭の字で見てとれるように、八百万の神々のうち、その土地の神々を鎮め厄を祓うのに対し、仏式は先祖代々に感謝する、と言う違いから、地鎮祭と起工式と名前が違うわけです。
ちなみに、私はやった事有りませんが、キリスト教で行う際も起工式。
でも、どの方式でも、工事の無事を祈り、そこに住む人の健康と安全を祈るのに代わりはありません。
神式では「鍬入れの儀」という砂を崩すのもありました。
ちなみに、神式では、「エイヤァ〜!」の気合いの「エイ」と繁栄の「栄」をかけて、「えいっ!」「えいっ!」と鍬を入れますが、今回はそっと崩しただけでした。
あと、玉串とか柏手もない代わり、お焼香がありました。
お酒や洗米やお塩を建物の四隅にまくのも同じでしたし、冒頭の写真でお分かりの通り、青竹や御幣もありました。
あと、気になるお寺さんへのお礼。
神式の場合は「初穂料」と書いて神主さんに渡しますが、仏式の場合は「お布施」をお坊さんに渡すようですね。
いずれにしましても、大切なのは「気持ち」ではないでしょうか。
以前も書いた事がありますが、罰当たりな私は、自分の家を建てる際には、地鎮祭を行いませんでした。
自分でお酒をまいてお終い。
上棟式も無し。
ただ、今お客様に聞かれた際には、地鎮祭も上棟祝いもやった方が良いですよ、とお伝えしています。
誤解のない様に書かせていただくと、上棟祝いは、上棟の際に祝儀を出したり職人にお酒を振る舞ったりするのではありません。
今は、職人は作業の後にお酒を飲んだりしませんので。
(飲酒運転は絶対駄目!)
その意味ではなく、棟が上がり、有る程度現場が落ち着いたら、親や親戚などに見てもらい、同時に「お陰様で」と感謝の意を親や親戚に伝えるのが、大切な事だと思うようになりました。
私も子供を持つ親になったからか、歳をとったからか、はたまた少しは利口になったのか…?
それは分かりませんが(笑)。
職人には、現場を見て「ご苦労様」と労いの言葉をかけてあげるだけで十分。
その言葉だけで、かなり頑張れるんですよ、不思議な事に。
それだけで十分ではと思います。
なので、会社としては「着工式」とか「竣工式」とか、紅白の垂れ幕に赤い絨毯で演出して…
みたいなのはやりません(笑)。
あれってお客様の立場でどうなんでしょう?
私なら、こっ恥ずかしくて嫌ですけど。
その写真を営業のツールにする意図が作り手にあるので有れば、お客様を小馬鹿にしていると思いますね。
また話が逸れました。
最後になりましたが、構造見学会にお越しいただいた皆様、雨の中有り難うございました。
予約制で次のお客様がお越しになり、時間切れ、というケースもありまして、大変失礼いたしました。
道が狭いので公開しないだけで、現場は、いつも通り、ご連絡いただければいつでも見学可能です。
お施主様にも少しでも多くの人に見てもらいたい、と有り難いお言葉を頂いておりますので。
さ、今週も頑張りましょう!
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