- 2009.03.13 金曜日
- さて、昨日はとうとう、この家もお引き渡しの日となりました。
夜到着するとすでに皆さんお待ちで、私からは湿度計をプレゼントさせていただき、結露のメカニズムと、そしてこのソーラーの家はむしろ乾燥に気を付けて生活していただきたいことなどをご説明。
監督の城内は、IHクッキングヒーターや食洗機、お風呂の乾燥機や蓄熱暖房機、そしてもちろんパッシブソーラーシステム等の設備のご説明。
城内と言えば、現場監督ブログに、ブランコをアップしていますので、その続きを。
末っ子で一番暴れん坊(訂正:元気がよろしい)に合うたびにブランコ工事を発注されていた城内監督、ついに根負けして取り付けました。
「そ〜っと乗ってね…」
「あんまり強くこがないでね…」
「立ち漕ぎすんなって言ってンだろがぃ!(怒)」
失礼しました。
冗談はさておき、城内監督のブログの通り、このブランコは、建て替え解体前の住居の玄関ホールにあった丸太柱。
どこかに使いたいと、城内監督が解体時にとっておいた物なのでした。
直接建築と関係ない部分となってしまいましたが、使えて良かった!
思い出の一部です。
思い出と言えば、建て始める前に、和歌山まで伐採・加工を見に行った際に、お祖母ちゃんの和室の南西角にあたる、五寸角の通し柱の「いの一番」の柱。
工場で選んで、加工前に記念にサインして貰いましたが…、
100%天然素材の漆喰壁の、手形&足形アートの上に、取り付けさせていただきました。
これで嫌でもこの家の骨組みのル−ツを忘れることは出来ない!(喜)
でも、やはり今回の家作りで、何より喜んでいただけたのはこちら。
この照明は、イレギュラーだし、見る人によっては古臭い、と思う人も居るのは承知で考えて作った照明器具。
お祖母ちゃんの今は亡きご主人が建てたこの家。
亡きご主人は左官職人。
今回左官仕事をした左官屋の親方は、この亡きご主人と面識があったと言うから、何ともご縁を感じます。
お祖母ちゃんは、建て替えに反対こそしなかったけど、思い出が残る建物を解体してしまうのは、きっと辛かったはずです。
今はすっかり見なくなった、この様な欄間(らんま)ですが、昔はどの家にもありました。
もっと昔の話では、欄間は大工の棟梁が彫っていたそうです。
昔、と言っても私が子供の頃だから大昔、祖父が、
「寺を解体したら、その欄間に親父(宮大工の鈴木多吉:私から見て曾祖父)
の名がある欄間が出て来たって言うから貰って来た」
と、嬉しそうに私に見せてくれたことを思い出しました。
昨夜は、お祖母ちゃんが、この欄間を見ながら、涙を浮かべて、私に『有り難うございました』って頭を下げてくださるので、何か目の奧が熱くなってしまいまして、
「はぁ、いぇ、いぇ…」
と間の抜けた返事をしてしまったのでした。
良いご縁に本当に感謝感謝です。
城内監督が一生懸命説明をしている最中、待ちくたびれた暴れん坊小僧達、じゃなくてご子息の皆さんは…
篠原総務部長とバトル開始。
ま、あんまりしんみりした空気じゃないんで(笑)。
地鎮祭から始まったこのバトル…
ここで一旦停戦となると、コレはコレでやはり寂しい(笑)。
というわけで、無事お引き渡し完了!
モザイクかけると何か犯罪者みたいですけど、どんな悪人が居るか分かったモンじゃない世の中ですので。
余談ですが、
「お客の声を実名・顔入りでバンバン出すことが信頼獲得・売上増大に」
と言いはる、大手コンサルのF社より、
「御社のデータを流出させてしまいました、すいません」
みたいなのが、たったA4紙切れ一枚で送られてきましたが、どうなの?それって??
完全に余談でした。
でモザイクなんですが、そうだ、最後にこの手があった!
『おぃ、これからもヨロシクなっ!』 マクスのオッサンより。
…スイマセン、悪のりしすぎました。
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