- 2009.03.11 水曜日
- 静岡県富士市の「次世代パッシブソーラーそよ風」は、お陰様で見学会も無事終わり、後はお引き渡しを待つばかり。
もちろん、地元密着の私たちの仕事は、お引き渡し後に始まるのは言うまでもありませんが。
さて、このお宅は、
構造材である紀州材を、家族で旅行がてら見に行ったり、
建て替えなので既存のものを利用したり、
漆喰にベタベタ足形まで付けたりと、
なかなか楽しい家づくりだった、というのはご紹介して参りましたが、
2/9のブログにも書かせていただきましたが、襖の引き手を、お客様の奥様の手造りとしたことは、私も始めてであり、かつ非常に印象深く、そして良い出来であって、見学会に参加された誰もが、
「わぁ〜っ、素敵ぃ〜っ!」
と仰っていただいたんで、完成写真をアップするのは後回しにして、まずはこの七宝引き手のウェブ見学会です。
私個人的に一番気に入ってるのがコレ。
フクロウの七宝。
不苦労、福郎、とも当て字で書く通り、この家族の幸福を約束してくれるかのような暖かいフクロウですよね。
こちらは以前もご紹介したもの。
色合いが素敵です。
コレはある意味オーソドックスなデザイン。
和室はお祖母さんの好みで伝統的なデザインにしたので、この部屋に良く合います。
これは、デザインを腕白小僧、じゃなかった、お客様のお子さんがしたものをベースに、奥様が仕上げた物。
母の愛を感じるのは私だけでしょうか?
これも、悪戯坊主、じゃなかった、お客様のお子さんのデザイン。
中高生になって、生意気な口をきくようになっても、コレを見れば反省することでしょう(笑)。
いかがでしょう?
とっても素敵ですよね。
すぐ感化される私は、すでに東京で七宝の本を数冊入手済みです。
釜(電気炉)も買って、この奥様に弟子入りする予定です。
さて、こっからは蛇足。
昨日は、社員全員で現場検査の日。
写真は、そよ風の心臓部のメンテナンス用スペースの納まりを、他の監督に説明している所。
この家を担当した一番若い城内監督は、他のベテラン監督に言いたい放題言われ、針のむしろ。
建築の納まりって、有る意味絶対の正解が無い部分です。
だから、考え方・お客様の好み・その時の主流の材料・もちろん予算、そういったことで、毎回変わると言っても過言ではないと思うのです。
ですから、その決定過程を知らないで、他者・他社批判を必死にしても、それは意味のないこと、
と私は思います。
TVのバラエティー番組で、面白可笑しく無責任に欠陥工事だ!とやる一級建築士もどうかと思いますね。
曙に「弱ぇ〜な、まったく!」って言うなら、じゃあお前が戦ってみろ!ってなもんです。
話が逸れましたが、ま、現場の進行を見てきた私は、ついつい城内の弁護に回りがちですが、それはそれ、仲間から批評されることも勉強。
ただ、お施主様の腕白おぼっちゃま達は、
私を呼ぶ時は「おっさん」
ですが、
城内を呼ぶ時は「きのうちさん」 (…なんでやねん!)
ある意味、監督が一緒に家造りをしてきた証でしょう(笑)。
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