- 2009.02.18 水曜日
- 二日間ブログをお休みしましたが、実はクリナップの工場見学ツアーに行っておりました。
期間中何台だかキッチンを買うとご招待、というキャンペーンで、私、とにかく観光バスに酔うんで
「行きたくなぁ〜ぃ」
と駄々をこねましたが、
現場監督達はみんな忙しいからとツアーを拒否。
クリナップの営業マンに半強制的に参加させられ、クリナップメイン工場が集まる福島県のいわき周辺に行って参りました。
工場見学自体は、ものづくりに携わる人間として、やはり楽しいのですが、とにかく寒かった…。
宿泊先の常磐ハワイアンセンター(スパリゾートハワイアンズと名前が変わったのか?)も廊下が寒い!
常夏のハワイって書いてあるのにぃ!
始めて行ったのに名物のフラダンスショーを見ずに温泉に浮いておりました。
と、そんなことはさておき、キッチンのお話。
工場内は撮影不可と言われたので、ごめんなさい、写真有りません。
…でもこのキャンペーンは全国規模でやってるんでネットでも書いてる人が
沢山居て、工場の写真もちゃんと載ってるブログも多い!
しかも、写真駄目ってのに、見学風景はクリナップの社員が我々をバシバシ撮影…。
プライバシーと肖像権の侵害じゃん…?
朝から愚痴はこのくらいにして、まずはこれ。
これは参考展示(もちろん非売品)ですが、クリナップのステンレス加工・彩色技術を駆使したキッチンです。
この漆のようなというか、鏡のような、キッチン。
全てステンレスです。
正直、凄いっすね。
技術の進歩と商品開発は凄いスピードで進むので、近いうち販売されたりして。
シンクはこんな↓感じです。
フラッシュたかないで撮る↓と、鏡のような黒さが分かります。
ほらっ。
う〜ん、このキッチンが似合うLDKの雰囲気づくりも難しいでしょうね(笑)。
ちなみにこちら↓は、塩屋崎灯台にある美空ひばりの碑にあるステンレスプレート。
これもクリナップのカラーステンレス(色を塗るのではなく薬品で発色させる)技術だそうです。
(美空ひばりの左に映ってるのは心霊ではなくクリナップのエライ人です)
それからこちらは、すでに販売されていますが、細部の部品から裏の裏の裏側まで、全〜部ステンレスのキッチン(商品名CS)。
このキッチンは、化学物質過敏症(いわゆるシックハウス)の方のためのキッチン。
一般の方は誤解されている方も多いと思いますが、クリナップのステンレスキッチン(ステンキャビ)にしても、タカラのホーローキッチンにしても、全ての細かいパーツや裏側の受け材に至るまで、化学物質を出す物質を全く使っていない、と言うわけではないんですね。
定められた測定方法で、定められた発散基準値以下、のものを、化学物質発散しない安心のキッチン、と言ってるだけで、厳密には上記の細かい部分からの発散は、ゼロではなく、そういう微妙〜な所にも反応してしまうのが化学物質過敏症の恐ろしい所です。
さて、ツアー中、苦手なバスの中で、ビデオを見せられて知りましたが、クリナップの創業者、故井上登名誉会長は、ケヤキの食卓職人として、ゼロから会社を興したんだそうです。
三台作って、そのうち二台を担いで自ら売りに歩いた。
でも恥ずかしくて上手に喋れずに全く売ることができなかった。
そんな話には妙に共感してウルッと来るビデオでした。
創業60年のクリナップは、機械化が進む今でも、「手造り」にこだわる…
そのクラフトマンシップはステンレスの溶接作業見学などでヒシヒシと伝わりました。
別に写真撮影禁止にしないで、バンバン宣伝して貰えばいいのに。
と思った工場見学でした。
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