- 2009.02.04 水曜日
- 静岡県富士市の「次世代パッシブソーラーそよ風」搭載の家です。
只今内装の左官工事が進められています。
漆喰工事の際には毎回同じ事を書かせて頂いておりますが、漆喰や珪藻土と一口に言っても、全部が全部、自然素材・健康素材というわけではありません。
は?
と思うかも知れませんが、例えば珪藻土を数%しか含まない塗り壁材の「珪藻土」というのも多く出回っています。
そうなると、残りのほとんどは合成樹脂。
ゴムのように伸びますので、たしかに経年変化によってひび割れをおこしたりしないのですが、これってもはや…ですね。
漆喰も同じです。
本当の自然素材か、なんちゃって自然素材かは、業者はお客様に説明する義務があります。
あと大事なことは、やはり下地処理と丁寧な施工。
右側では、ボードのジョイント部にパテ処理がされ、さらに梁に漆喰が付かないようにテープで養生をしています。
左では息子が漆喰を塗り、梁との取り合い部(チリと言います)をキレイに仕上げています。
(マスクは臭いからではなく、風邪を引いているので付けてます)
うん、チリもキレイになって、天井の梁が浮き立ちます。
折角良産材の紀州材を使ったんですから、見せてかないともったいないですからね。
こんな色々なコテを使い分けながら作業は進みます。
今や珍しいこともありませんが、こんな壁も…(笑)。
これはまた城内監督がそのうちアップしてくれることでしょう。
とにかく、100%自然素材の漆喰なので、作業中も嫌な臭いは全くせず、なにかこう、部屋の中が良い空気になって行くような気さえします。
見学会が楽しみです。
お楽しみに!
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Comments
コメント有り難うございます。
アイネシンは商品名で、現場発泡の吹き付けウレタンですが、何でもそうですが、一長一短はあります。
一長一短の話をし始めると、非常に細かいスペックのお話になってしまいますので、このコメント欄に書き切れませんので、もし宜しければ、私宛にメールにてご質問頂ければご回答申し上げます(名前にリンク貼りました)。
また、この現場では、アイネシンとほとんど変わらない発泡ウレタンを施工しました。
(営業マンはこっちの方が性能が上と行っていますが…)
12月上旬のブログを辿って頂ければその際の映像もありますし、断熱材についてもコメントしておりますので、ご覧頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。
私は現在、高気密・高断熱住宅を夢見て勉強中です。
パッシブ・ソーラーシステムも気になりますが、
「アイシネン」とうい断熱素材について、御社ではどうお考えですか?
どんな素材も、特性を知った上で、正しく使用しなければ意味は無いと思いますが、建築する立場からのご意見をいただければ幸いです。