- 2008.11.19 水曜日
- 会社には、毎日数通、フランチャイズのお誘いのファックスが届きます。
全国の工務店のデータは、CDで売買されており、ファックスを望むか否かに関係なく、全国に一斉送信されます。
「勝手にファックスをお借りして大変申し訳ございません」
「以後ご不要ならご面倒ですがご返信下さい」
ファックス送信にもノウハウがあり、大抵上記の様に書いてありますが、本当にそう思うなら送らないで!
なんて思っても無駄な事…。
中にはファックスと電話の番号の誤入力で、はいもしもしっ、と電話取ると、ピーヒョロヒョロヒョロ…
と機械音が鳴り、この時は何度電話を切っても機械が自動でリトライするので、夜なんか最悪です。
で、腹いせ?って訳ではないんですが、本日はそんな中で気になる一枚をご紹介。
某有名住宅フランチャイズ店が、自社で建てた家でリフォームが発生しているので、そのリフォームをやりませんか?
というフランチャイズのお誘い。
もちろん加盟金を取り、
工事をすれば、紹介料としてマージンも取る。
でも、普通に考えておかしくないですか?
家を建てた後、
・修繕やリフォームをしたいと思った時に、建てた会社には聞かないんでしょうか?
・そもそも、建てた会社でなくフランチャイズ本部に問合せをするのでしょうか?
・建てるだけが専門で、アフターメンテナンスやリフォームはやらないんでしょうか?
景気の後退・人口減・消費税増税により、今後新築着工数は確実に減少して行き、これに来年10月の法制度が追い打ちをかけ、今後、工務店の1/3は淘汰され、設計事務所は7社に1社しか生き残れないと言われています。
そんな中、苦しければ、藁をも掴む心境で、フランチャイズ店の甘い言葉になけなしのお金を、ロイヤリティーとして注ぎ込む…でもその結果は…。
不況を余所に悪質業者は金儲けに奔走…。
行政は
「変な所に引っかからない様に数社から見積もり取りましょう」
と言って責任逃れ…。
一円にもならない見積もり比べに追われて益々儲からない業界の構図…。
消費者だけでなく、業者の方も、真偽を見極める眼力が必要という事でしょう。
大変ですね〜こりゃ。
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