- 2008.09.12 金曜日
- 昨日TVで、小学校低学年の難病の子供が、アメリカで多臓器同時移植を受ける、と言う番組を家族で見ました。
子供達はよく分からないようでしたが、説明しながら見てると、流石に年長の長男は分かったようです。
生死を分ける大手術に望んで涙を流さないで耐える姿に、
「一生懸命ご飯を食べろ!」
「男ならちっと位の事で泣くな!」
といつも繰り返して言う言葉の意味が、子供なりに理解出来たのではないかと思いました。
それにしても、
あんな小さな身体で難しい大手術に立ち向かう子も凄いし、
募金活動とか嫌な思いもしたであろうに子供をさせるお母さんも凄いし、
世界の多臓器移植の半数以上を手がける権威なのに子供目線でやさしく語りかけてくれる日本人医師も凄い!
感動し、尊敬しましたね。
お母さんは、息子の命を預ける医師に全幅の信頼を寄せて信じ切っている。
子供も先生を信じている。
先生も生命力を信じている。
信じる事も信じさせる事も大切なんでしょうね。
私たち夫婦も娘の出産からNICUの退院まで、先生・スタッフ方を信じる事が出来たからこそ今があるんだと思います。
その様に信じる事が出来るスタッフだったことが幸せでしたね。
でも、世の中信じられない事ばかり。
未だ偽装続きで、事故米や偽ウナギなど、いつまで続く事やら…。
当事者が「うるせーなっ!」ってカメラに怒鳴ってるんだから始末に負えないですね。
明日は大地震が来るって予言している人もいるとか…。
いや、こっちは偽物と言うつもり有りませんが、私はそういうの信じないって話です。
住宅業界でも、確かに偽装が溢れています。
でも、私がちょっと気になるのは、消費者が、何か「?」と思った際に、あまりにもその答えをインターネットに求めすぎているのでは?
と言う事です。
私も住宅関係のブログや掲示板は、業者・消費者・コンサルタント等、様々な物を見るように心掛けていますが、不安や不満を感じた時に、インターネットで見ず知らずの人に質問し、その答えが全てのように受け取る方が多いような気がしてなりません。
ネットでの第三者は、いわば無責任な他人。
業者は自分に都合の良い事をそれはそれは綺麗に宣伝するし、
同業者がなりすましで他社批判をしたり、
はたまた自社で消費者になりすましてよいしょしたり…。
それらを信じて、自分の所の工事を信じられないのは不事だと思います。
もちろん、ちゃんと説明責任を果たさずに不信感を抱かせる方も悪いのですが。
何かあったら、まず現場で担当者に聞いてみる、
これが一番大事だと思います。
さて、またとりとめもなく長くなってしまいそうなので、そろそろしめを。
偽ということは、本物でないということですが、
伝統的な物にまで広がっています。
例えば、しめ縄は腐りにくいようにビニール製だったり、鳥居が鉄柱だったり。
もちろん、分かっていてそうしているんだから否定はしませんが、やや寂しく思います。
ちょうど今朝は、大工がご依頼のあった鳥居の原寸図面を引いていました。
この道半世紀の大工も流石に鳥居ばかり作っているわけではないので、古文書のような資料を引っ張り出して原寸図を書いています。
でも、頭より手が覚えていて、作り始めるとちゃんと出来るんですが。
以前作ったものが腐ってしまい、また作り替えです。
10台(って数えるのか不明ですが)の鳥居が並ぶと綺麗です。
又完成の時にご紹介致しますが、こういう物は本来作り替えて行くものだと思います。
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