

- 2008.04.04 金曜日
- スタッフブログの誕生日ネタで社員みんなが盛り上がっている中、一人蚊帳の外の私ですが、誕生日とは祝って貰うものでは無く、親に感謝する日何です!
(って親に感謝もしてないですが…)
そんなことはさておき、先日地震のことを少しだけ書いたので、本日は私の地震体験を書いてみようかと思います。
マクスの耐震工事のページにも書いていますが、私は今から15年前、北海道で震度6を体験しました。
15年前のあの日…
北海道阿寒郡鶴居村。
世界遺産登録を目指す釧路湿原がある自然豊かな村です。
丹頂ヅルでも有名ですね。
私が住んでいた借家の上を、ツルが「トゥルルルル〜」と鳴きながら良く飛んできました(上手く表現できないけどコブシの効いた白鳥のような声です)。
隣市の釧路市の面積は倍有りますが、人工は約二千人。
たしか、当時信号は一つだけでした。
私が住んでいた3年間のうち、一番寒い日は−28℃!
「寒い」ではなく「しばれる」です。
1月15日午後20時6分
次の日が速い仕事だった私は、お酒を飲んで早々に布団に入って寝ていました(寒い時には寝るのが一番です)。
すると、遠くで聞こえる「ごぉぉぉぉ」と言う音で目が覚めたんです。
ん? 何?
すると瞬く間にその音が近づいて来るじゃないですか!
今もはっきり覚えています。
「音」が「やって来る」んです。
えっ? えっ?
そう思った瞬間、
「ぐぅらぁがぅぁらどぅわあぁっぁぁ〜」
表現が妥当ではないですが、とにかく、それはそれは恐ろしい轟音で、家が揺すられたんです。
多分地鳴りと、家が軋む音だったんでしょうね。
とにかくものすごい音でした。
そしてもちろん、ものすごい揺れでした。
イメージで言うと、まさにジェットコースター。
ジェットコースターって、レールの上で、絶対安全と思っててもあれだけ怖いんです。
それが、経験したこともない、そしていつ終わるかも分からない轟音と揺れの怖いこと、怖いこと。
あの時、
「俺 死ぬ」
本当にそう思いました。
地震が来たら、あなたならどうしますか?
1.地震だ火を消せ!
2.逃げ道確保でドアを開ける
3.テーブルの下に逃げ込む
4.とにかく家の外に逃げ出る
5.祈る
正解は…
6.何も出来ません
本当です。
祈る時間もありません。
私の場合、布団をかぶり、「ヤバイ ヤバイ ヤバイ ヤバイ…」とお題目のように叫んでいました。
当時、阪神大震災前なので、まだ震度7というのが有りませんでした。
では、当時最高ランクだった震度6で、被害はどうだったか?
とにかく道路が酷かった。
あっちこっちでひび割れ・崩落して、各地で寸断。
釧路市では液状化でマンホールが1m以上地面から飛び出た所もありました。
でも、潰れた家は無かったんですね。
今考えると、
1.寒冷地で地面が凍るので、基礎が地中まで非常に深い(多分1m)
2.雪が降るのでほぼ全ての家が金属板葺きで軽い(瓦が無い)
3.同じく雪が降るので、筋交いや火打ちと言った補強部材が多い
ので、家が潰れなかったのだと思います。
地震を経験した私にとって、奇抜で斬新なデザインより、頑丈で長持ちするデザインの方が、遙かに遙かに優先度が高いのは、この先ずっと変わらないと思います。
東海地震はいつ来るんでしょう?
被災確率26%!?(詳しくはマクスの耐震のページをご覧下さい)
くわばらくわばら
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Comments
あんなの二度と体験したくないものです。
本当に、今なら笑ってはなせますが…
笑って話せると言うことは実はとても幸せなことですよね。
私自身大きな地震にあったことはないけれど、
社宅にいた頃、パパが夜勤で居ない夜に、
地震にあった時はとにかく子供を。。。と
よつんばになって上から何か物が落ちてこないかと
すごく怖かったのを覚えています^^;
でも朝起きて思い起こしてみると落ちてくる物や
倒れてくるものは無く、慌ててたとはいえ
ちょっと恥ずかしかったのを覚えています。。。^^;
テレビで見てるだけでも怖いのに、
体験したらなおさらですよね。。。