- 2007.06.14 木曜日
- ティンバーフレームは、8寸角の柱と梁で構成する、頑丈な造りですが、何度も書きましたが、全ての柱が8寸というわけではなく、要所要所が8寸という意味です。
現在会社では、ティンバーフレームと合わせて使う、桧の3.5角の柱を加工中です。
そして、これが、梁に差し込まれるホゾという部分。
うーん、長いですね〜。
私は、木造で一番大事なことは、この長いホゾが全てと言っても過言ではありません。
現在二本の木造建築の9割を占めるプレカットという機械加工。
プレカットでは、このホゾは約6〜7cm。
”短すぎ”です。
だから金物でがっちり固定しなければ立っていられないんです。
「木造住宅は何百年も建ってる神社があるんだから長持ち」
「木造住宅は揺れて地震を減衰させる力がある」
これは、ホゾが長くてこそ正しい意見と言える事、そう私は確信しています。
それが「木を組む」と言うことだと思うんです。
もちろん、「木を組む」と言うことは奥が深く、もっともっと複雑な仕口や架構も沢山ありますが、少なくともこのホゾが長いと言うことが、木造住宅を頑丈に建てるには、重要なことだと思います。
鈴木 - ティンバーフレーム 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
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