- 2008.01.10 木曜日
- 昨日は、静岡県富士市で、上棟作業でした。
作業にかり出された私は、やはり更新出来ませんでした…すみません。
昨日の建物は、いわゆる在来軸組工法。
マクスでは、「板倉造り工法の家」・「ティンバーフレーム工法の家」に取り組んでおりますが、もちろん通常の工法にも取り組んでおります。
通常の木造住宅の工法は、「在来軸組工法」と呼ばれますが、マクスでは、在来軸組工法に於いて、特別な事情がない限りは集成材は使用しませんので、この在来軸組工法のブログのカテゴリーを、「桧の家 建築現場より」とさせて頂きました。
さて、前置きが長くなってしまいました。
早速昨日の風景をご紹介しましょう。
朝現場に行くとまずビックリ!
「あれっ?早く来たのにもうこんなに建ってる!?」
通常、上棟作業(建て方と言います)は、この様にレッカー車を使います。
この現場でももちろんなんですが、週末の天気の崩れや現場の進行状況を考え、現場監督の勝亦と大工の判断で、昨日の内にここまで進んでいたのでした。
それにしても、ほぼ二人だけで、たった一日でここまで人力で組んだんだから恐ろしい馬力です。
板倉造りの家やティンバーフレームの家と違って、通常の在来工法の家は、特徴が無い?と思われがちです。
確かに、ただ目立つために奇抜な間取りやデザインにするのは、設計に当たって厳に慎むべし、と思っておりますが、その家の「シンボル」というのでしょうか、「見せ場」言うのでしょうか、そこに住む人が、その家を好きになるようなポイント、誇りに思えるようなポイント、そんなものを設計に織り込みたいとも常に思っております。
今回のお宅、実は、新聞店さんの支店です。
朝早くから配達員の皆さんが集まり、作業をする場所であるわけです。
そこに働く販売員さんは勿論、周辺にお住まいの方の目にも優しい建物、と言うのが設計のコンセプトです。
↑後半の、「周辺にお住まいの方の目にも優しい建物」と言うのは、もう少し工事が進んできましたら、またご紹介させて頂こうと思いますが、本日は、内部の「見せ場」をご紹介しましょう。
新聞店さんと言うことで、広い作業スペースが必要になります。
鉄骨や集成材を使って、大空間を作る、
それも一つの答えかも知れません。
ですが、私、と言うか私たちマクスの建物は、「こだわりの木の家」。
やはり木の構造にこだわってみました。
それが、この太い無垢の桧の化粧柱。
化粧、つまり「木」そのものがそのまま見えるので、慎重に作業を行います。
これら構造が、全て見えます。
がっちりして安定感がありますし、何より落ち着きます。
ここで働く方々を、この太い木が毎日見守ってくれるはずです!
と、こうやってブログに書くのは簡単なんですが、作業はなかなか大変です。
でも、事務所にこもっているよりも、やっぱり現場は楽しい。
ついつい張り切りすぎて、缶ビール二本で子供と一緒に寝てしまった意志の弱い私でした…。
↑おっと、現場に置いといたカメラで誰かにフォーカスされました。
どう見ても社長さんではないです。
そんなわけで、作業も無事終了。
みんなご苦労様でした。
そしてお施主様おめでとうございました。
美味しいお弁当もごちそうさまでした。
責任を持って竣工まで頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。 - 桧の家 住宅のお話し | comments (0) | trackbacks (0)
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