- 2007.12.05 水曜日
- いよいよ本日は、静岡県富士市で建設中の、板倉造り工法の住宅の上棟作業、1日目でした。
現場監督の城内は、張り切ってテキパキと指示を出していたので、写真を撮る暇もなかった様ですので、まずは私よりご紹介させて頂きます。
こんな風に作業が始まりました。
土台はもちろん桧です。
目(年輪)もほどよく詰んでいて良い桧です。
(写真はまだボルトを締め付けていない状態です)
そしてこれが、板倉造りの住宅に使う材料(の一部)。
圧倒的なボリュームです。
板倉造りのメイン、壁材です。
杉の厚板で、厚さは1寸(3cm)。
一枚ずつだと、組み立て作業が非常に時間がかかってしまうので、あらかじめ壁毎の長さで計算・切断されて、バラバラにならないように、錆びにくいガルバリウム鋼板を横から釘止めして、パネル状にしてあります。
この家の場合、柱や梁といった構造材料は、プレカットと言って、あらかじめ工場で機械加工されているのですが、やはりそれだけだと味わいがない…。
そこで、メインのリビングには、丸太の大黒柱と、太鼓梁と言って、丸い部分の両面だけ削った梁を化粧で見せる構造にしました。
この部分はもちろん手加工です。
板倉造りは、下の写真の様に、柱に溝を付いてそこに板を落とし込みます。
ですから、窓やドアになる部分には、4寸角の柱(これも桧)と同じ大きさの窓台・まぐさと呼ばれる材料が入ります。
それをその都度固定して行くので、地震に強い構造体になるわけです。
もっとも、下の写真のように、ベランダへの掃き出し部分となるドアの下などは、施工はその分大変になります。
でも、作業はとても楽しいです(笑)。
作業は着々と進み、この様に、次々に板を落とし込んで行きます。
そして、この様になります。
11/21のブログで、基礎の形について、斜めの部分の秘密についてちょっと触れていますが、その部分はこんな感じ。
なぜこんな設計になったか分かりますかね…(笑)。
答えはもう少し引っ張ってみましょう。
そして、内部はこんな具合になりました。
明日は、屋根をまとめます。
屋根も、結構工夫しています。
また明日をお楽しみに!
(疲れたので寝ま〜す) - 板倉造りの住宅 建築現場より | comments (0) | trackbacks (0)
Comments