- 2012.04.02 月曜日
- 昨日は、日本平桜マラソンの23kmの部に参加してきました。
 フルマラソンを半ベソかきながら走って以来のマラソンです。
 「もうマラソンなんて嫌っ!」と、数ヶ月練習をやめてしまい、今回の練習期間は、わずか一ヶ月でした。
 見事に足首を痛め、歩くのも結構痛い状態でのスタートでした。
 
  
 
 それでも、晴天の下、草薙競技場のこの風景を見るとテンションが上がります。
 「無料テーピングコーナー」があったので足首をみてもらいました。
 すると、
 先生「あれっ?足首グラグラですね。」
 私 「ええ、昔足首の靱帯切ったものですから」
 先生「あ〜、そうでしょ、スポーツで?」
 私 「あ、えぇ、ラグビーで…」
 (本当は酔って階段から落ちたんだけどエイプリルフールだからいっか…)
 先生「これからも走りたかったら、ちゃんと整骨院でメンテしなきゃ駄目ですよ」
 
 結局上手く営業されましたが、ただ練習をしているだけでは、どんどん壊れてゆくだけとの事、正しい情報と改善策を教えていただいたので、私の方は満足。
 「売りつける」のではなく、「その人のためになる商品や情報を提供する」のが営業の本質だなぁ…
 そんな事を思いながらスタートしました。
 
 ま、すぐに余計な事など考えられなくなるほど辛くなるのですが…。
 
 日本平桜マラソンの特徴は
 ・美しい桜と富士山の風景
 ・前半9km延々と続く登り
 ・マラソン初心者には過酷な制限時間付の四ヶ所の関所(間に合わないとその場で強制終了)
 
 走っていると、とても桜を楽しむ余裕はないのですが、それでもブログ用に一枚。
 
  
 
 最初の関門(9km)の日本平頂上付近です。
 かろうじて富士山見えました。
 (この時点で第一関門封鎖まで4分。本当は写真撮ってる場合じゃない。)
 
 ここからは地獄でした。
 今度は6kmを一気に下りますが、下りは下りで膝が痛いんですよねぇ〜。
 どんどん抜かれてゆく私。
 1km毎のキロ数表示がないので、関門までの時間を気にしつつも、ここで無理すると平地を走れなくなる、とマイペースを守りました。
 
 が、下りを終わって15km地点の第二関門が見えると、メガホンを持ったスタッフが叫んでいるのです。
 「はぃ、あと一分っ!閉めますよ〜っ!」
 何とか通過すると、その直後、けたたましい笛の音とギャラリーの悲鳴。
 う〜ん、あそこで引っかかってたらもう走らなくても良かったんだなぁ…
 どうせもう足が痛くて走れないから次の関門で終わりじゃん…
 自分の後のランナーが居なくなって、極度の弱気になる私。
 
 しかも、関門を通過したのに、後ろを見ると自衛隊車両が追っかけてくるんです。
 アレに捕まっても強制終了。
 気分は命がけの鬼ごっこです。
 
 もう平地だけかと思ったら、イオンの前にはまた登り!
 しかも強烈な向かい風。
 もーっ、おっちゃん泣くぞ!
 
 それでも、沿道の市民の皆さんが暖かい声援をくれます。
 なかには飴をくれたりする方も。
 「がんばれ〜!」
 の声援に、
 「あ〜辛い、辛いぃ〜!」
 と応えながら何とか最後の坂を越えると、19.5kmの第三関門。
 
 またもや、
 「閉めますよ〜っ!」
 のスタッフの声。
 もう足はとっくに限界。
 「いっそ一思いに閉めてくれ〜っ!」
 と思いつつも、またもやギリギリ滑り込みで通過してしまう可哀想な私。
 
 あと3kmの表示で、すでに自分の時計で2時間3分経過。
 1km6分ペースでも、ゴールの締め切り2時間20分に間に合わない。
 もう心もほとんど折れそうです。
 
 でも、走りたくても走れない人もいるのです。
 走れる事に感謝しなければ…
 制限時間を過ぎてでも、時間計ってくれなくても、最後まで歩かず完走しよう…
 
 やっと草薙競技場が見えても、ぐるっと回り込まなければいけない。
 気力を振り絞ってスタジアムの入口に来ると、無線を持ったスタッフ
 「もう一分経過してます。閉めますか?」
 と本部とやりとり中。
 最後の関門、まだあったのね…。
 
 「いやん、待って、お願い、待って、入れて、通して〜」
 泣きそうな顔で訴えたのが良かったのか、本部との無線連絡にとまどったのか、
 「はぃ、あの人で最後。閉めましょう。」
 その“あの人”が私でした。
 
 もう帰り支度を始めている人々、会場の撤収にかかっているスタッフの中、
 「やった、やった、ひぃ〜やったよぉ〜」
 とゴールに到着と同時にヘナヘナと座り込む私。
 
  
 
 制限時間の2時間20分を過ぎていますが、お情けで完走賞をもらえました。
 キロ当たりの平均速度は6分14秒。
 一昨年の駿府マラソンが6分5秒
 同富士川キウイマラソンが5分56秒
 もう少し早く走れる様になりたいですが、とにかく今現在、階段を上れない程足が痛いので、病院でチューンナップして、来月の山中湖ロードレースを目指します。
 走れた事に感謝!
 有り難うございましたっ!
 
 
 来年度以降に出場される方のために気付いた事など
 ・沿道の方々の応援は心強い
 ・静岡英和女学院始め近隣の高校・大学生のボランティアスタッフも献身的
 ・でも、とにかく坂は辛い
 ・制限時間が厳しすぎ、私の様なマラソン初心者には過酷
 ・今年は桜が遅れて山頂付近は咲いていなかった
 ・というか、桜を楽しむ余裕など皆無
 ・富士山も見えたけど、やっぱり景色を楽しむ余裕無し
 ・私は走るのが遅すぎ、全ての給水所でスポーツドリンクは終わっていて水しかなかった
 ・給水ヶ所は十分かな
 ・距離表示が少なく、常に制限時間の恐怖に怯えながら走らなければならない
 
 
 【住んでるお宅を見に行こう!】
  
 
 
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