- 2012.03.21 水曜日
- 昨日はお客様宅に薪ストーブのことでお邪魔しました。
「あ”っ!」
と思い出しましたが、ブログ上完成見学会をアップするのをすっかり忘れていましたので、本日アップさせていただきます。
とっても素敵になりましたので、写真一杯です。
外観は本物のシックイと本物の木。
オーストリア漆喰とウエスタンレッドシーダーです。
どちらも耐久性が非常に高いので、メンテナンス費用を下げることが出来ます。
レッドシダーを張ったベランダは、広くとってあるので、家族中の布団を干せますね。
玄関を入ると、タイル貼りの広い玄関。
ちょっとした来客は、ここで十分です。
直ぐに左がメインのリビングへ、奥はキッチンへと土間収納に直接繋がっています。
正面の手洗いには、
奥様がこだわって作った素敵なステンドグラス。
裏から照明を当てて浮き立つ様に、マクスで取付部を製作しました。
木の建具を開けると、リビングと繋がる様になっています。
これは、建て替え前の古民家の土間と居間が繋がる空間を意識して設計しました。
薪ストーブもあって、ゆったりとした時間が流れます。
(Dutchwest ENLIGHT FA248)
リビングには、住まい手さんの山から伐採した大黒柱。
奥には和室が見えますが、
こちらの壁は、土壁っぽい色のホタテ漆喰(北海道産)で。
その他の内装壁は白いホタテ漆喰(同)です。
こちらはトイレ前の洗面室。
そしてこちらがキッチン。
キッチンは冒頭の土間玄関と繋がっていますが、パントリーも併設しています。
パントリーは、キッチンでの収納品の他、次世代パッシブソーラーのそよ風のダクトや、ご覧の様に家中に配線したLANケーブル、そしてもちろん電気配線などを集約し、ビルのEPSの様に将来のメンテナンス性を向上させました。
二階に上ると、
ピアノがある家族スペース。
第二のリビング的に使えます。
大きな無垢板のカウンター前は吹き抜けになっており、階間の気配が家族で伝わる様になっています。
同時に、この吹き抜けはロフトまで繋がっており、最上部には窓を設けているので、煙突効果(排煙効果)で家中の熱気を自然換気で排出し、家の中に風の流れを作る装置の役割をしています。
こちらがそのロフト(上部)と窓。
窓の下の床には、一枚前の写真の吹き抜け部上部に設けた格子があります。
そのロフトがあるのがこちらの寝室。
一階のストーブの煙突も通っていてすごく暖かいです。
ちなみに、ストーブの熱も先ほどの吹き抜けを通って上に上がります。
上階ばかりが熱くなってしまう場合は、パッシブソーラーそよ風システムの循環スイッチを入れれば、その熱をダクトで床下に送り、家中まんべんなく暖めることが出来ます。
(その意味と効果は、以前のエントリーで書きましたのでご参考までに)
こちらは子供室。
ロフトも、
もちろんあります。
開放的で明るい子供部屋になりました。
こちらは書斎。
木に囲まれて、この家で一番集中出来る部屋になっています。
窓から見えるのはこの地区の鎮守の森。
都市部ではこれだけの贅沢な間取りはあり得ませんが、人寄せの文化も未だ残るこの地ならではの設計、そして建て替え前の時代を経てきた建物の記憶に配慮した設計、を心がけました。
世代を超えて、この地に永くあり続ける建物で会って欲しいと願います。
お施主様、有り難うございました。
今後とも末永いお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
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