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多能工2 チギリ

先週末は、宮川現場監督の水道・タイル工事をご紹介しましたが、本日は、弊社社員大工の丸山の家具屋としての仕事をご紹介します。

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こちら、以前ご紹介した巨大な樅(モミ)のテーブル。
画像では分かりませんが、無垢の木ですから、湿度がある夏は膨張し、逆に乾いた冬は乾燥収縮します。

乾燥収縮は、中心部より外側の方が大きく収縮するため、板にした場合、中心側(木裏)より、外皮側(木表)の方が大きく収縮します。
よって、板は木表側が凹になるように反ります。

板は木目が美しい木表を見える側にするのが基本。
つまり、テーブル材も床材も見える方側で、凹に反ってきます。

テーブルは、お皿のように凹に反ってくるので、反らないように反り止めを入れますが、「凹に反りたいのに反れない」から「ヒビが入って割れる」わけです。

で、その割れを、出来るだけ食い止めようとする家具職人の技、それがチギリ(契り)です。

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型枠をあてがい、ルーターと呼ぶ電動工具で、

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慎重に削ってゆくと、

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こんな感じで彫り込みが出来ます。
ルーターは回転する錐(キリ)状の工具なので、角が丸くなっています。

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それを鑿(ノミ)で、

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蝶ネクタイ型にキレイに削ります。
そこに、

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同じ型の堅木を填め込みます。

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出っ張り部分を、鉋(カンナ)でひたすら削るっ!
と、

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はぃ、反り止めのチギリの出来上がり。

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こちらは、黒檀(コクタン)のチギリ。

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こちらは、欅(ケヤキ)のチギリ。

あとは、細かいペーパーで仕上げて自然素材オイルを塗ったら完成です。
弊社大工が作った家具(テーブル)、その出来栄えやいかに…?
是非現物見ていただきたいです。

そこで!
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