- 2012.02.27 月曜日
- 昨日は、現場監督の城内に勧められて、「さった峠」までバイクをトコトコ走らせて行ってきました。
さった峠の「サッタ」は、薩摩の「薩」と、土偏に垂れるという地を書きますが、土偏に垂れるが出てこないのでひらがなやカタカナ表記が多いです。
合併して静岡市ですが、桜エビで有名な旧由比町の由比駅から静岡側に山を登っていった場所にあります。
ほとんど垂直のように山が海にせり出す地形で、古くは東海道の難所だったそうです。
そんな場所にもかかわらず、ミカンやびわが植えられており、どうやって収穫するんだろうと思いつつ、人間の営みの強さを感じました(本当に立っていられないような崖です)。
私は知りませんでしたが、南北朝の頃、足利尊氏と足利直義との間で合戦があったり、戦国時代には武田と今川・北条との間で合戦があったりと、歴史ある場所だったのでした。
そんなことを知ったうえで由比駅から峠を目指すと、道中の町並みは、昔ながらの風情ある格子の町並みが点々と残っており、「こんな所が地元にあったんだ〜」と自分の無知が恥ずかしくなりました。
峠には小さな駐車場があり、バスも居たので、おそらく静岡側からの道から来たのでしょうが、私が行った由比駅側からのルートは、車では危険な狭さなので、上記の麓の集落の有料駐車場に車を預け、東海道の名残を感じながら上まで歩くのが正道だと思います。
歩きながらお店に立ち寄ってお金を落として行きましょう!
知らなかったとはいえ(禁止されているわけではありませんが)、私のようにバイクで上まで登るのは、ひっそりとした町にはあまりに不似合いだし、ハイキングの方々にも、もの凄く邪魔で危険を伴う行為だと思います(反省)。
さて、このさった峠を説明するとしたら、古の合戦よりもこう説明すべきでしょう。
歌川広重(安藤広重)の描いた浮世絵「東海道五十三次」。
かつての東海道「由比宿」と「興津宿」の間に位置し、江戸時代の東海道沿いの
情緒ある風景の中で、広重が描いた構図が唯一残っている場所と言われます。
広重も感動したであろう駿河湾越しの富士山はまさに絶景です。
はぃ、その絶景がこちら。
どうですか!駿河湾越しの富士山!
曇っていると見えませんでしょ!
…普段の行いはこういう時に出ますね。
それでも、
みかんと梅と桜。
断崖と駿河湾と(雲の向こうの)富士山。
とっても素晴らしい所でした。
地元にもまだまだ知らない所ってありますね。
ちなみに、由比側からの入り口です。
晴れれば富士山だけでなく、駿河湾の向こうの伊豆半島まで一望出来るはず。
梅と桜が見事なうちに是非どうぞ!
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Comments
有志による「びおハウスM」構造見学ツアー開催予定。
オプショナルツアーメニューに加えます。
・さった峠
・御用邸と駿河待庵
・長八美術館
さらに、特別コースとしては富士山ご来光日帰り登山、本家爆裂ツアーより過酷な炸裂・暴発ツアー…
いかが?
フルを初完走後、もうすぐ丸四ヶ月、走っていないことになります。
確実に言えることは、
【休んだ分だけ】、【確実に】、【実に正直に】、【体は衰えて行く】
ということ。
静岡桜マラソンのハーフまで約一ヶ月。
トレーニング再開するぞ!
と、今週中に決意して、来週から走ります。
※google 日本語入力ででました...。